最近、ヤンゴンで話題になっているSTカフェは、ドラえもんをモチーフにしたカフェ&レストランだ。
新しモノ好きのミャンマー人の若者や家族連れで、休日の午後はにぎわっている。
同カフェを経営するのは、隣接して建つシュエタウンホテルのオーナー一族である30代半ばの女性。
STカフェの「ST」はシュエタウンホテルの頭文字からとっているとか。
オーナーは若い頃からドラえもんの大ファン。
タイや台湾、中国などから様々なドラえもんグッズを収集していたそうで、それらコレクションは店内に展示し、一部は販売もしている。
壁や家具など、カフェのイメージカラーはドラえもんを連想するスカイブルー。
ドラえもんの着ぐるみをまとった店員がひかえており、客が来ると登場して記念撮影に応じる。
カフェラテにドラえもんのカフェアートを施したり、ライスを注文するとドラえもんのイラストを焼き付けたパンケーキがのせられたりと、メニューのところどころにドラえもんテイストを取り入れてはいるが、ホテルに併設するだけあってかなり本格的な中華が食べられる。
味はまずまずでボリュームもたっぷり。
価格も1品400円前後のメニューが多く手ごろ感がある。
ミャンマーでドラえもんの認知度が高まったのは2000年代半ばからだという。
子どもたちには一定の認知度があるが、両親の世代への浸透力はまだそれほど高くない。
両親、子ども両世代にとって最も有名な日本のキャラクターといえば、何と言ってもハローキティだ。
こちらは1990年代半ばから徐々にミャンマーで人気を得て、今ではほとんどの人がその名もキャラクターデザインも知っている。
ハローキティのグッズを専門に売るショップも市内に複数あるほどだ。
ハローキティをモチーフにしたカフェもヤンゴンにはある。
2015年10月にオープンしたフェブラリーシックスだ。
オーナーは中国系の女性で、現地メディアでの取材では匿名を希望している。
ハローキティの熱烈なファンで、STカフェのオーナーと同じく趣味が発展した形でこのカフェを開いたという。
ちなみに1号店は2015年8月に、シャン州東部タチレイッにオープン。
タイや中国との国境に近い山間にあるが国境貿易で栄え、中国製品やタイ製品がミャンマー最大都市であるヤンゴンよりも豊富に出回っている街だ。
1号店オープンからたった2ヶ月でヤンゴン郊外に2号店を開店。
翌年には3号店を、市民憩いの公園であるカンドージ公園内に開いた。
ちなみに3号店は9月頃から4月頃にかけての乾季のみの営業(2018年度については未定)だという。
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