そして、日米豪印は、ASEANの中でも特にインドネシアへの期待が強いと言えます。
インドネシアはASEAN最大の2億6700万人あまりの人口を持ち(出典:外務省「インドネシア共和国基礎データ」)、GDPもASEANでは1位(出典:外務省「目で見るASEAN-ASEAN経済統計基礎資料-」)で、今後も高い成長率が期待できます。
また、政治的にはイスラム国家ながら世俗でかつ民主主義であり、政府の安定性や治安も考慮すればASEANを今後もリードしていく可能性が非常に高いです。
ちなみにASEANの事務局はジャカルタにありますが、日米豪印もこういったインドネシアの可能性に大きな期待を持っています。
従来ASEANは、内部に大国が存在せず、同じような政治経済力を持つ国々が集合した束のようなイメージが先行していましたが、おそらく今後は主導していく国とそれに付いていく国との差がさらに開いてくると予想されます。
主導していく国とはインドネシアを中心にマレーシアやシンガポール、経済ではタイやベトナムが考えられ、付いていく国ではミャンマーやラオス、ブルネイなどが考えられるでしょう。
しかし、いずれにせよ日米豪印のASEANの周辺国はリーダー的存在としてインドネシアを重視していくことは間違いありません。
経済的にもインドネシアの価値はさらに向上すると思われます。
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