最後に2021年現在、インドネシアでよく利用されるE-Walletをご紹介します。
40以上のサービスがありますが、実際によく使われいてるのはごく一部です。
ということで主要なものを4つだけご紹介します。
GoPayはインドネシアのデカコーン企業(※)GoJek(現在はTokopediaと合併してGoto Group)が運営するE-Walletです。
インドネシアで最も身近に使われているE-walletと言っても過言ではないでしょう。
※デカコーンとは、評価額が100億ドル超の大型未上場企業のこと。
新聞の購読から光熱費の支払いまで、GoPayで払えないものはないのでは?というほど広がっています。
現地ニュースによれば、インドネシアにおける電子マネー取引の30%がGoPay経由とのことです。
※参考3:CNBC Indonesia
インドネシアを代表する財閥リッポーグループが展開するE-Walletです。
サービス開始当初は「財閥のマネーロンダリングでは?」という冗談が飛び交うほど、激しいキャッシュバックプロモーションを展開していました。
GoPayとOVOの2つをスマホに入れておき、プロモーションが大きい方を使う、という人も多く見かけます。
中国「Alibaba」の関連企業AntFinancialとインドネシアのメディア関連企業Emtek Groupが提供するE-walletです。
2018年開始の後発サービスでありながら、急速に使える場所が増えています。
まだ始まったばかりの産業ですから、今後GoPayやOVOを抜き去る可能性は十分にあります。
LinkAjaはいくつかの国有系企業の協業で生まれたE-Walletです。
インドネシアの政府系携帯キャリアTelkomce(T-Cash、T-Money)、BNI銀行(UnikQU)、Mandiri銀行(Mandiri e-cash)などのサービスが合併して生まれました。
インドネシアでは国有企業のパワーが強く、その影響かLinkAjaを見かけることは少なくありません。
上記以外にも多数のサービスが存在しています。
進化も変化も激しい領域なので、今後も新しいサービスが食い込んでくる可能性はあります。
※1インドネシアルピア=約0.0077円、1アメリカドル=約110.82円で換算
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