また、世界最大級の人事コンサルティング会社であるマーサーは、「2021年世界生計費調査(Cost of Living Survey)-都市ランキング(※2)」を発表しました。このランキングは、世界209都市を対象に家賃や食費、交通費など200項目を調査し、点数化しています。
今年最も高い都市となったのはトルクメニスタンの首都アシガバートで、2位香港、3位ベイルート(レバノン)、4位東京(日本)、5位チューリッヒ(スイス)、6位上海(中国)、7位シンガポール、8位ジュネーブ(スイス)、9位北京(中国)、10位ベルン(スイス)となった。
シンガポールの物価が高いというのは長年言われていることですが、対象となった209都市の中で7位ですのでかなり高いということになります。
東南アジアの他の都市では、バンコクが46位、マニラが78位、ヤンゴンとジャカルタが104位、ハノイが139位、ホーチミンが143位、クアラルンプールが152位となり、やはりシンガポールとその他の東南アジアの都市では差があることが分かります。
筆者の友人にも、ジョホールバルなどシンガポール国境近くのマレーシアの都市に住み、そこからシンガポールの事務所に出社する人がいます。
その人は物価が安いからマレーシアに住んでいるといいます。
しかし、ベトナムやインドネシアなどは経済成長を続け、中間層も増えていますので、今後現地の物価が高くなる可能性があるでしょう。
今日、新型コロナウイルスの感染拡大は収まる気配が見えず、その経済的な影響は今後さらに表面化し、各国・各都市に住む外国人駐在員の一般生活にも影響が及ぶ可能性があります。
生活の質という視点からも、企業は駐在員の安全・保護を強く意識する必要があるでしょう。
こういったランキングを把握することも重要です。
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介