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【タイ】【タイ仕掛人インタビュー】「諦めない」うま食堂店主、田辺文雄さん

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ここはタイです。
うま食堂は「日本食」が看板ですが、タイの定食屋です。
しかも、日本食にしては比較的安価でお腹いっぱい食べられる。
できる限り「場末」であり続けるためには、タイ人のお客様の元に自分が出て行くしかない。
常々そう考え、今回が実行の時となったのです。

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Q:新規オファー(出店依頼)などはあるのですか?

A:ありがたいことに、ラムルーカー店の出店に前後していくつかいただいています。
今回のような新規ガソリンスタンドのオーナーや、日系企業も多く入居する工業団地、さらには物流拠点として倉庫などが建ち並ぶ産業エリアの関係者からも打診をいただきました。
ただ、うま食堂の郊外出店はまだ始まったばかりです。
「もう少し、様子を見させてください」とお伝えしました。
正直に申し上げれば、出店依頼は有利な条件で物件を借りることができるのですから、お断りする理由は原則としてありません。
むしろ、受けるべきだとのお声がけもいただきました。
しかれども私には、未だ体力が十分に備わっていない時に出店をして苦労をした旧ラムカムヘン店の苦い経験があります。
慎重にならざるをえません。

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Q:今はなき旧ラムカムヘン店とは?

A:うま食堂は2012年3月、プラカノンで誕生しました。
今もあるホテル1階の片隅。
ご縁があってそこで1年と少し過ごしました。
その後、物件の更新ができずに移転先を探していたところ、学生の街でもあるラムカムヘンを知り、そちらに移転をしました。

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ところが、これが大誤算でした。
お客様が全く来ない。
日本食の認知度も低い。
開店休業の状態が長らく続きました。
その間、コックが辞めたり、契約や物件をめぐって混乱もありました。
うま食堂は大きく変わらなければならない状態となりました。

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まずは、従業員体制の見直しです。
それまでコックやウェイトレスと分業制にしていたのを辞め、誰もが調理ができ、接客ができ、会計ができるように改めました。
一人が欠勤しても、店が回るようにしました。
もちろん、私もホールに立ち、妻のチアップも鍋を握りました。

次に、諦めないことです。
何らかの直感や自分なりの分析があって、この地に出店したのだから、それを信じて頑張る。
お客様が来るまで頑張る。
時間を持て余した時は、自分の店の前だけでなく、ご近所一帯のゴミ拾いを進んでやる。
そうしたことで新たな人間関係が生まれ、お客様も少しずつ増えていくようになりました。

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この記事を書いた人(著者情報)

kobori

2011年11月、タイ・バンコクに意を決して単身渡った元新聞記者。東京新聞(中日新聞東京本社)、テレビ朝日で社会部に所属。警視庁記者クラブで2・4課担当を通算4年経験。銀行破綻などの各種金融事件、阪神大震災、オウム真理教事件などの取材にも当たった。事件記者出身だが、取材対象は政治・経済、社会、科学、文化までなんでも。日本の新聞、雑誌、タイのフリーペーパーやウェブサイトなどでも執筆中。著述、講演多数。

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