ファミリーマートというと日本のコンビニなので、日本人向けのイメージがありますが、タイ人の方がよく利用している印象です。
今回は、タイのファミリーマートの特徴と利用者の傾向をお伝えします。
タイでの日系コンビニエンスストア出店数では、セブンイレブンが最も多く、2番目に多いのがファミリーマートです。
セブンイレブンは都心や田舎と満遍なくありますが、ファミリーマートは主に都心部や人通りの多い場所に集中して出店しています。
他には都心部にローソンを見かける事も!
都心部にあるからといって利用者は特にビジネスマンが多いなどの特徴はなく、様々な世代、性別の方が利用しているようです。
タイのファミリーマートの取り扱い商品は、約8割がタイの商品、約2割は日本の商品という構成です。
日本の商品は、おにぎり、日本製のアイス、菓子、ファミチキ、天然酵母パンなどのパン、おでん、抹茶系ドリンクやコーヒーなど。
写真は、タイのファミリーマートで実際に販売しているおにぎりです。
おにぎりは1個27バーツで、セブンイレブンとほぼ同じ価格帯でした。
また、ファミリーマートのおでんメニューは、最も安い玉子で12バーツ(約41円)なので日本と比較すると半額ほどの価格設定です。
パンについても24バーツ(約82円)なので、日本より安く買える傾向があります。
注目すべきは、日本でも人気のコンビニコーヒーメニュー!
抹茶メニューやタイティーなど日本よりメニュー数が豊富です。
抹茶だけで、抹茶ラテ、チョコ抹茶、抹茶エスプレッソ、LOVE抹茶という複数のメニューがあって迷ってしまいます。
タイのローカル店舗のコーヒーは約20〜25バーツほどなので、ほぼ同じ値段ですが、アイスの抹茶メニューに関してはローカル店舗の1.5倍ほどの価格設定です。
特にタイの都心部のファミリーマートには店舗によってイートインスペースがあり、なんとこのイートインスペース、充電もできてしまいます。
タイのコンビニでは珍しく、トイレがある店舗も!
ビジネス街であるアソークの店舗では、多くのタイ人がイートインスペースで 購入した商品を食べたり、休憩するために利用しているようでした。日本とあまり変わらない光景ですね!
またコイン式マッサージ機も備え付けられており、休憩がてらリラックスする事もできます。
ただ、タイではタイマッサージを1時間200バーツ(約680円)等で受けることができるため、マッサージ機を使うとすれば10分など短時間のみ利用したい人になりそうです。
タイのファミリーマートは日本人よりタイ人利用者が多いのですが、その理由はなんでしょうか?
1つは、日本商品の取り扱いが少ないためでしょう。
近隣の日本食スーパーで買う方が種類も豊富ですし、便利です。
タイのファミリーマートはほとんどが都心にあるため、付近に住む日本人はビジネスマンなど高所得層が多いです。
しかし都心に住む日本人はあまりコンビニ弁当を食べず、外食で日本食を食べたり、日本食やタイの高級スーパーで持ち帰りをすることが多いようです。
また、日本で大人気のファミチキのようなホットフードの取り扱いもありますが、もともとタイ人は、暑い気候の中でもホットチキンを食べる事が常なので趣向にはマッチしているものの、慣れていない日本人への需要は少なめです。
ファミリーマートの商品の傾向などを見て、現地の人気商品は「何か」を参考にすることができます。
例えばタイでも多くのカフェに抹茶ドリンクメニューがあるように、消費動向を掴むことができます。
現地人のシェアを獲得しているタイのファミリーマート。
ターゲット設定と現地の人々の趣向をつかんだ商品のラインナップなど是非参考にしてみてください!
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