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「沸騰するASEANに生きる!」(前編)

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例えば、100万円の元手でトヨタ自動車に投資し、株価が200万円に上昇したとしましょう。

 

(日本のケース)

利益は200万円-100万円=100万円

利益の100万円に対し20.315%のキャピタルゲイン税が課せられ、

100万円×20.315%=203,150円

手元には180万弱のお金が残ることになります。

元手100万円+税引き後利益80万円弱(利益100万円-20万3,150円)

 

一方で、マレーシアでは、キャピタルゲイン課税がないため、本来税金として差し引かれる分も含め、元手の100万円と利益の100万円を足した200万円が手元に残ることになります。
投資する金額が大きくなれば節税効果も高まる仕組みであり、キャピタルゲイン課税の有無によって、最終的な積立資産総額が大きく異なることになります。
またマレーシアでは、銀行預金に対する利子も非課税という大きな投資アドバンテージがあります[5]。

なお、日本のNISAは、キャピタルゲインが非課税となりますが、現行においては非課税投資期間が5年、つみたてNISAであっても20年です。
また、非課税投資上限金額は、NISAが年間120万円、つみたてNISAが40万円に限定されています。
一方で、マレーシアは非課税投資期間および上限金額に制限がないため、非常に長期間にわたり、一定規模の非課税メリットを享受することが可能です。

クアラルンプールビル群

 

抜群の安定感を誇るマレーシア経済

マレーシア経済環境に目を移しますと、足元まで抜群の安定感を誇りながら、経済成長を遂げています。

また世界銀行は、マレーシアの2020年GDP成長率見通しを4.5%と予想する一方で、ASEANの中で同じ経済発展段階にあるとされるタイのGDP成長率見通しは、2.7%に留まると見込んでいます[6]。
そのため、マレーシアは引き続き堅調な経済成長が期待できると言えるでしょう。

 

後編では、マレーシアでの具体的な運用方法と資産形成をシミュレーションします。
老後に必要な2,000万円を貯めるには、どのような方法があるのかをご紹介しますので、お楽しみに!

後編はこちら→「沸騰するASEANに生きる!」(後編)

 

出典元

[1] ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/world/asia/my/invest_04.html

[2] 一般財団法人 ロングステイ財団
http://www.longstay.or.jp/releaselist/entry-3449.html

[3] 国税庁
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/04_5.htm

[4] 国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1310.htm

[5] KPMG(47ページ参照)
https://assets.kpmg/content/dam/kpmg/jp/pdf/2019/jp-malaysia.pdf

[6] 世界銀行
http://pubdocs.worldbank.org/en/422421574888024246/Global-Economic-Prospects-January-2020-Regional-Overview-EAP.pdf

※本記事は2020年2月4日時点の情報です

この記事を書いた人(著者情報)

プラナカン

国内外の金融機関に15年ほど勤務しました。

趣味は旅行とスポーツ観戦です!

 

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