「ASEANの優等生」と呼ばれるマレーシアは、異国の地でバリバリ働く日本人にとって、効率的に資産形成を図ることが期待できる国の1つです。
アジアの金融立国として認知度の高い香港やシンガポールと比較しても、マレーシアはそれらの国々と引けをとらないくらい大きな優遇措置が講じられていることに加え、生活コストに関しても相対的に低いというメリットがあります。
今回は、特にマレーシアに居住もしくは進出を試みている方を対象に、大きな投資アドバンテージを有する同国での長期資産形成方法を、具体的なシミュレーションを交えてご紹介します。
金融庁が公表した「老後に2,000万円必要」問題をきっかけに、若年層を中心としてNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)といった税制優遇措置が講じられた制度を活用した資産運用ニーズが高まっています。
仮に日本人が海外へ進出したとしても、豊かな老後生活を送る上で、若い時からコツコツと資産形成を図ることは大切なことです。
そして、海外の中でも効率的な資産形成を実践できる国として、「キャピタルゲイン課税」のないマレーシアが挙げられます(不動産譲渡益は除く)[1]。
13年連続日本人のロングステイ希望先No.1であり[2]、イスラム金融やハラル食品ハブとして一定の地位を確立しているマレーシアには、キャピタルゲイン課税がありません。
キャピタルゲイン課税とは、株や債券など有価証券の売買によって生じた利益に課せられる税金のことです。
日本では、現在、20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)のキャピタルゲイン税が徴収されています[3]。
また、銀行の預貯金にかかる利子に対しても、同様に20.315%の税金が課せられています[4]。
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