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【知らないと損するタイ進出情報】タイの財閥研究 バンコック銀行グループ

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サリット元帥によるクーデターでラチャクルー派が追放されると、親しかったチンも一時、タイを追われ香港に。
ここで今日に至る香港事業の基礎を築く。
サリットの死去後はタイに戻り、教育を終えた自らの子供たちを次々と要職に据え、「血の支配」による経営を行った。
チャートリー現会長はチンの二男。
頭取のチャートシリ氏は、その息子にあたる。
香港事業はチャートリー会長の兄ロビンが継いだ。

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バンコック銀行は50年代から60年代にかけてはコメ輸出業を、70年代には繊維産業をそれぞれ積極支援し、成長を続けた。
70年代に掲げた長期計画は「Bigger is Better」。
一方で、重化学工業化が進んだ80年代半ば以降は「質の向上。収益性の改善」とし、堅実な経営に切り替えた。
石化プロジェクトへの事業融資を進めたのもこの頃だった。
通貨危機でも存命しえた背景には、こうした体質改善があった。

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近年は豊富な筋力を背景に海外進出も進めている。
東南アジアではブルネイを除く8カ国に支店を開設するなど積極的な融資展開で知られる。
傘下のバンコク生命保険もラオスやカンボジアに支店を置くなど保険サービスの掘り起こしを進める。
タイ国内では三井住友銀行と提携するほか、電子商取引市場にも関心を示している。
軍上層部との関係も深い。
(敬称略。写真は銀行の資料から)

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この記事を書いた人(著者情報)

kobori

2011年11月、タイ・バンコクに意を決して単身渡った元新聞記者。東京新聞(中日新聞東京本社)、テレビ朝日で社会部に所属。警視庁記者クラブで2・4課担当を通算4年経験。銀行破綻などの各種金融事件、阪神大震災、オウム真理教事件などの取材にも当たった。事件記者出身だが、取材対象は政治・経済、社会、科学、文化までなんでも。日本の新聞、雑誌、タイのフリーペーパーやウェブサイトなどでも執筆中。著述、講演多数。

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