今回はベトナムの書店についてご紹介したい。
「ベトナムの教育水準はまだ未成熟なのではないか?」といった質問をよく日本の方から伺うが、実はベトナムの識字率は東南アジアでも上位に位置しており、その普及率は90%を優に超えている。
そのためか、街角には日本以上に多くの書店を見かける。
こちらはその中でも最も有名なFAHASA書店だ。
ホーチミン市内の中心に位置し、ベトナム人・外国人を問わず、連日多くのお客で賑わっている大型書店である。
ベトナムで出版されているものであればたいていの書籍が手に入るといわれており、遠方からはるばる本を探すために足を運ぶベトナム人も多いという。
こちらはベトナムの雑誌コーナー。
ベトナム出版業界の特徴なのだが、週刊誌や雑誌に当たる本の種類が日本と比べて極端に少ない。
ホーチミン市内最も大きいとされるこの書店でも、写真のとおり少量しか取り扱っていない。
しかも、本は平積みされており、あまり売れているようには見えなかった。
子供の人口が非常に多いためか、やたらと子供向けの教育本がおかれていた。
特に売れているのがこちらの世界の偉人シリーズのようで、アンネ・フランクやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ガンジーなどがコミカルに描かれている。
なぜかブルース・リーやエルトン・ジョンのものまで並べられていた。
どうやら、彼らはベトナムではガンジーと同格の扱いを受けているようだ。
こちらは英語学習用の書籍コーナー。
この書店の中でも最も広いスペースを占めている。
実はベトナムでは英語需要が非常に高く、多くの学生や社会人が英語塾に通い英会話を学んでいる。
外資企業の割合が特に高いホーチミン市では、英語の能力が収入に直結する事が多々あるため、その必死さは日本の比ではない。
特に、TOEICやIELTSなどの関連書籍は非常に多く、その需要の高さが伺える。
こちらはTOEIC学習における定番中の定番「BARRONS」。なんと、10回分の試験問題が収録されている上に、懇切丁寧な解説までついて値段は約600円と非常にリーズナブル。
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