【長距離バス】
ベトナムの国土は、九州を除いた日本とほぼ同じ面積。
南北に長くて、北部にある首都・ハノイから南部の中心地・ホーチミンまでは約1726kmもあります。
東京から沖縄県那覇市までの直線距離が約1557kmなので、いかに長いかが分かりますね。
⽇本には1700kmを走る路線はないため、ホーチミンからダナンまでの約800kmで⽐較します。
⽇本で⾔うと、東京から広島までが該当。
⽇ 本(東京〜広島)︓約7,500円
ベトナム(ホーチミン〜ダナン)︓約1,610円(35万ドン)
※上記金額は最安値
⽇本の約5分の1です。
東京から広島までは約12時間半の長旅ですが、ホーチミンーダナン間はさらに長い20時間前後かかります。
時間を比較すると乗りたくなくなりますが、ベトナムの長距離バスには座席タイプだけでなく、2段構造の寝台バスがあり快適に移動できます。
夜行で移動する際は、非常にありがたいですね。
また、車内でWi-Fiを利用できるので、目的地の情報をバス内で調べられます。
【長距離鉄道】
日本が世界に誇る新幹線。
50年以上の歴史を持ちながら、過去に事故を起こしたことは1度だけという驚異の長距離高速鉄道です。
その速度も注目に値します。
東京から大阪までを約2時間半で結び、ビジネスはもちろん観光客の足としても重要な役割を担っています。
ベトナムには残念ながら高速鉄道はありません。
そのため、今回は特急料金を除いた乗車券で比較したいと思います。
ハノイからホーチミンまでの約1726km(日本は仙台から鹿児島まで)で比較します。
日 本(仙台~鹿児島):1万9,470円
ベトナム(ハノイ~ホーチミン):約3,450円(73万4,000ドン)
※上記金額は最安値
日本の約7分の1です。
価格としてはお得ですが、ハノイからホーチミンまでは約29時間と1日以上かかります。
日本は乗り換え時間を含めて最短で約8時間半です。
あまりにも時間がかかるため、利用頻度は低いことが予想できます。
とはいえ、バスよりは早く着くため利用者が多く、価格設定が低くなっているのでしょう。
ちなみにベトナムの鉄道運賃は、ソフトベッド・ソフトシート・ハードシートという等級に加えて、エアコンあり・なし、寝台の上段・中段(6人寝台)・下段、列車の速達度(到着時間)などの要素を総合して運賃が決まるそうです。
上記で比較した価格は、一番低い等級(ハードシート・エアコンなし)になります。
【飛行機】
前述していますが、ベトナムの主要都市であるハノイとホーチミンは、その距離約1726kmあります。
直線距離にしても約1160kmです。
1000km以上という移動距離は、時間を節約するためにも飛行機を利用したくなります。
大阪(関西国際空港)ー札幌(新千歳空港)間が約1080kmなので、比較するとしたらこの路線が良さそうです。
国内線では、どの程度価格差が出るのでしょうか。
日 本(大阪~札幌):6,850円
ベトナム(ハノイ~ホーチミン):3,412円
※上記金額は、手数料や燃油サーチャージを含めた最安値。ベトナムの国内線は日本で購入した場合の価格のため、日本円のみ記入
日本の約2分の1です。
移動時間は両方とも2時間程度なので、ベトナムの国内線の方がお得という結果に!
しかし、今まで紹介してきた各交通機関と比較して価格差は最も少ないため、空路に関してはあまり料金の差はなさそうです。
全ての価格で、ベトナムの方が日本より安いという結果になりました。
例えば、ベトナム進出の際に物件の視察を繰り返したり、良質な食材を探したり、細かな移動が必要になることがあります。
ハノイとホーチミンのどちらに出店するか、といったベトナム全土を視野にした場合も、交通費が安いため移動する際の費用をあまり気にせずに済みそうです。
ベトナム全土をくまなく観光したいというときにも、参考にしてください。
※交通費は季節や日によって異なるだけでなく、突然変更になる場合があります。実際に利用する際は、事前にご確認ください
※価格は当社調べ
※1ベトナムドン=約0.0047円で計算
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介