SNS戦略で一躍人気店へと駆け上がる

ー　念願のオープンですね。お客様の反応はいかがでしたか？
おかげさまで正式オープンして以降、毎日満席でした（※2021年1月19日現在、バンコクはロックダウン中なので、店内営業を停止しております）。バンコクでは半年以上市中感染が出ていなかったため、駐在員など在住日本人の福岡出身者にも、頻繁にご利用いただいております。

ー　正式オープン以降、毎日満席とはすごいですね。来店客を増やす秘策などあるのでしょうか？
タイでは4月上旬にロックダウンが始まり、段階的に制限が解除されていったのですが、5月上旬まではテイクアウトやデリバリーしか営業が許可されていませんでした。「内装も完成しているのに、オープンができずデリバリーでしか当店を知っていただけない」そんなもどかしさに駆られていた自粛期間に、何かできないかと考えていました。オープンまで数週間だと思っていたので、食材も購入していたんですよね。食材を無駄にしてはもったいない、出店することを広く認知させたいなどの想いから、「当店自慢の角煮を無料配布する」ことをTwitterで宣言しました。すると、バンコク在住の方から予想をはるかに超える反響をいただき、狙い通り、店舗を知っていただくきっかけになりました。

ー　そんなに多くの反響があったのですか？
無料配布は4月に行ったのですが、あまりの反響の多さから5月にも実施したところ、注文数が3倍に！　タイ店舗の公式Twitterは日本語のみで発信しているため、対象は在住日本人になるのですが、予想以上に多くの方に知っていただくきっかけとなりました。広く知っていただく、良い企画だったと感じています。タイ在住日本人の間で話題にもなってくれたようで、2020年12月には2店舗目も出店できました。

ー　半年足らずで2店舗目も出店されたのですか？
バンコクの日本人街と呼ばれるスクンビットの中でも、最も日本人が集まる街であるプロンポンに2店舗目をオープンしました。新型コロナの影響から空き物件が増えているため、家賃がリーズナブルになっており、新規出店しやすい状況でした。おかげさまで2店舗目も、たくさんのお客様にご来店いただいております。

「照-TERRA-」の夢・展望とは

ー　今後出店予定の国はありますか？
当社日本法人にミャンマー人のマネージャーがいるので、ミャンマーに出店したいと考えています。

ー　最後に、夢を教えてください！
当社を通して、世界中でたくさんのつながりを作ることです。スタッフ同士はもちろん、お客様、業者など関わってくださる方が世界中どこにでもいるとすてきですよね。

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