日本では「葛根湯」など、具合が悪くなったときにおなじみの薬がありますが、マレーシアにも存在します。
特に中国系マレーシア人(華僑)は具合が悪くなったとき、漢方薬を上手に使っています。
そんな漢方薬の中でも、気軽に試すことができる「何人可(ホーヤンホウ)」というお茶についてご紹介します。
「何人可」はハーブティーの一種です。
現在、3種類のカラーで展開していますが、それぞれ用途が異なります。
色ごとによって使用目的や効能が違いますが、飲み方は同じです。
お湯を沸かし、コップに「何人可」のティーパックを入れお湯を注ぐだけ。
色がなくなるまで何度もお湯を注いで飲むことができます。
緑色のパッケージは多くの人に親しまれているものです。
効能や使用方法は葛根湯と全く同じです。
風邪をひきかけたなと感じたときに、「何人可」を飲みます。
そのまましばらく休んでいると、体が熱くなってきて大量の汗をかき、だんだんと熱も下がってきます。
漢方の力で体に熱を発生させ、熱の力でウイルスを撃退するという、まさに体の免疫の力を利用したハーブティーです。
飲んだとき、高熱が出ることもあり体がだるくなりますが、体の免疫がウイルスと激戦を繰り広げている様子を想像しながら、おとなしくベットで寝ていましょう。
華僑のほとんどの家でこのハーブティーを自宅に常備しているイメージがあります。
筆者はマレーシアに来たばかりの頃、日本から葛根湯を持参して来ていました。
しかし、ローカルに「何人可」を紹介してもらって以来、それで十分になり葛根湯を持参することがなくなりました。
熱が出た時は辛いですが、下がった後はスッキリしますし、具合が悪いのを引きずらないのできちんとウイルスを撃退したような気分になります。
旅行の時には必ず1,2パック常備していますし、日本に帰国するときも持って帰るほど気に入っています。
パッケージが緑色という点もローカルらしい秘話が!
実は華僑だけでなく、マレー系の人にも、もっと親しんでもらいたい!という気持ちから、マレー系の人が好む緑色にしたのだそう。
しかし、思ったほどマレー系の人に人気がないというオチがあります。
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