ホーチミン発祥のクラフトビールメーカー「Rooster Beers」。
名前の由来は設立した2015年が酉年だったからとのこと。
アメリカのヤキマチーフ産のホップとベルギー産の麦芽を使ったクラフトビールは米、砂糖、安価な穀物、人工フレーバーを一切使っていません。
現在はホーチミンを中心に、ベトナム6都市シンガポール1都市に展開しています。
今回は「Rooster Beer」中部のマーケティング・セールス及び品質管理責任者、Matthew氏にお話を伺いました。
記者:ベトナム進出までの簡単な経歴を教えてください。
Matthew氏:アメリカの大学では航空宇宙学を学び、アメリカ海軍を経て、日本人と結婚後2年間日本で英語教師をしていました。
離婚後はタイのサラブリーという当時外国人が10人程しかいない所に4年間住んでおり、タイ人と結婚し、英語教師をしていました。
タイ人の妻と離婚し、それからカンボジアで旅を始め、ホーチミンにいる友人に呼ばれたのをきっかけに移住しました。
ホーチミンに到着して2日間で1,500ドル使ってしまい・・きちんと働こうと思いました。笑
ホーチミンではメキシコ料理店でシェフをし、その後友人が2015年にクラフトビール会社「ROOSTER BEERS」を立ち上げたので、そこでクラフトビールについて学び、働き始めました。
現在はベトナム中部のセールス・マーケティング、品質管理マネージャーとしてダナンへ異動してきて1年半が経ちます。
記者:どの様なお客様がいらっしゃいますか?
Matthew氏:90%、欧米人のお客様です。
記者:お勧めの商品を教えてください。
「PALE」
薄過ぎず濃過ぎず、ほんのりスパイシーさが香るビールです。
男女共にファンの多いビールです。
「DARK」
ホーチミンの方々に特に人気がある黒ビールです。
5つの穀物を使用しており、他の黒ビールよりも軽い飲み口が特徴です。
「PILSNER」
軽い飲み口のラガービールです。
お食事にも、2杯目に飲むビールとしても人気です。
記者:ベトナムで苦労したこと、大変なことは何ですか?
Matthew氏:コミュニケーションを取ることが難しいです。
ベトナム人に限ったことではないですが、英語を話せる外国人の中でも言いたい事を明確に伝えられる人は少ないと感じています。
また、私の伝えたいことがうまく伝わらないことも沢山ありました。
そういった点で、ビジネスパートナーとの良い関係性が大事だと思います。
記者:タイとベトナム、どちらの方が仕事がし易いですか?
Matthew氏:個人的にはベトナムの方が仕事も生活もしやすいと思います。
アジア圏でも外国人差別を感じることは多いですが、その中でもベトナム人はフレンドリーな人が多いと思います。
記者:次のビジョンは何ですか?
Matthew氏:更に多くの人に「Rooster Beer」を知って、飲んで頂けたらと思います。
ASEANだけでなく、台湾や日本にも展開できたらいいですね。
記者:これからベトナム進出を検討されている方へのアドバイスはありますか?
Matthew氏:いざ海外で働くとなると、心配事が次々と出てくると思います。
でも、いつまでも動かないと何も見えてこないので、まずは旅行でも視察でもいいので、取り敢えず現地を見に来ることをお勧めします。
記者:ありがとうございました。
いつも陽気なMatthew氏ですが、日本にいる息子さんにも自分の仕事を見せることができたら・・と真剣に語っていました。
ベトナム中南部、またはシンガポールへお越しの際は是非「Rooster Beers」を飲んでみてくださいね。
住所(ホーチミン本店):Rooster Beers Brewery, Lý Nhơn, Cần Giờ,Ho Chi Minh City,
Vietnam 700,000
電話番号:0166 751 3867
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