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【マレーシア】日本食進出の余地を残す避暑地キャメロン・ハイランドとは

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キャメロン・ハイランドとは

熱帯の国マレーシアだが、高原避暑地と呼ばれる場所がいくつかある。
そのうちの一つがクアラルンプールから北へ約200km、車や長距離バスで4~5時間程の標高約1500mに位置するパハン州キャメロン・ハイランド(Cameron Highlands, Pahang)だ。

キャメロンハイランド日本食
マレーシアを代表する避暑地のキャメロン・ハイランド

イギリス植民地時代に開拓されたため、当時のヨーロッパの雰囲気を今なお残しつつ、のんびりとした山あいの田舎といった風景が魅力の地である。

気候は年間を通じて20度前後と涼しく、高級茶葉のボー紅茶(Boh Tea)の産地としても知られている。

やや古い統計ではあるが、2010年の国勢調査によると人口約3万8,000人(※1)に対し、年間ビジター数(旅行者など)は30万人とのことである。

※1…参照URL:WWW.CITYPOPULATION.DE

キャメロン・ハイランドにはいくつかの小さな街が点在するが、中心となるのは長距離バスの発着ターミナル「ターミナル・フリージア(Terminal freesia)」があるタナー・ラタ(Tanah Rata)。
アクセスが良いため、ツーリストが最初に立ち寄る街でもある。

キャメロンハイランド日本食
旅行客で賑わうタナー・ラタの街

年間を通じて常に人であふれ、活気があるのだが、今まで日本食レストランはなかった。
正確には2018年には日本&韓国レストランが1軒あるだけだった。
2019年現在はもう2軒増えたが、日韓料理のレストランと、弁当やタピオカドリンクを扱う店となり、やはり純日本食レストランとは言えない。

一見の客が多いとはいえ日本食のニーズは高い

実はタナー・ラタ周辺には日本人が意外と住んでおり、日本人会(キャメロン会)もある。
というのも、気候が良く物価が安いため、ロングステイヤー(日本人は主に長期滞在ビザ所有のリタイアメントの方たちなど)が年間を通じて訪れるからだ。

ところで、キャメロン・ハイランドへのアクセスで主流はクアラルンプール、イポー(Ipoh)、ペナン島(Penang)からの高速バスとなる。
ここで上げた街はどこも観光地で、日本食レストランには困らない。
ところがキャメロン・ハイランドでは、コンビニでおにぎりも売っていない。

滞在者が多く、日本食の需要がありそうなのにもったいないとも思える。

この記事を書いた人(著者情報)

kanan_kiri

マレーシア在住の主婦ライター。日本で求人広告代理店、各種雑誌、ローカルペーパーなど紙媒体取材ライターを経てフリーランスに。現在はWeb媒体を中心に活動中。

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