記者:どの様なお客様がいらっしゃいますか?
長谷川氏:ベトナムに進出した当初は日本人駐在員のご自宅向けが中心でしたが、最近では、日系の飲食店や法人企業(工場や事務所)向けや、ベトナム人(富裕層)の個人宅向けのサポートが増えてきました。
今では、個人が約6割、法人が約4割です。
記者:ベトナムで苦労したこと、大変なことは何ですか?
長谷川氏:やはりベトナムの水道水の水質が日本と大きく異なり(安定しない)、浄水器のフィルターが早期に目詰まりしてしまうことです。
地域や季節にもよりますが、ここベトナムでは経済発展とともに水源となる地表水や地下水の水質汚染が進み、水道配管の施工技術、使用される部品の質の悪さ、配水管網の老朽化などの影響で水道網の漏水が発生し、水道水に汚染された地下水や泥などの異物混入が散見されます。
今では経験を重ね、徐々に原水の水質やご利用状況に合わせた対策を提案し、サポートできるようになってきました。
記者:次のビジョンを伺えますか?
長谷川氏:今後は飲料用だけでなく、機械の冷却用途や洗浄用途向けの市場を開拓するとともに、新規事業として排水処理分野への技術転用にチャレンジし、人々の健康維持や地球環境の保護に貢献していきたいと思っています。
記者:これからベトナム進出を検討されている方へのアドバイスをお願いいたします。
長谷川氏:現在、ネットや情報誌などでベトナムの情報を容易に調べることができますが、やはり、実際に現地に来て生活してみてこそ、分かることは多いです。
進出を検討されているのであれば、観光でもいいので、まずはベトナム各地を訪れて文化や人柄、生活環境を肌で感じることをおすすめします。
記者:ありがとうございました。
水質センサーも搭載されているので、取り付けたまま放置してしまうことを避けられる「ラクサット」。
導入前に無料の水質チェックを行っているので、飲食店の出店や家族の健康が気になる方は導入を検討されてみてはいかがでしょうか?
■有限会社仙代テックベトナム
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