基本的に水道水を飲めないベトナムでは、飲料水はボトルウォーターが主流です。
ストックや使用後の容器は幅を取るし、水質も本当に安全なのか?野菜は水道水で洗って問題ないのか?など疑問に思う方も多いです。
「仙代テックベトナム」が販売している浄水器「ラクサット」は、アメリカNASAで生まれたナノテクノロジーを基軸とし、現在ベトナム国内の家庭用から工場や飲食店向けまで販売を行っています。
今回は「仙代テックベトナム」常務、長谷川秀三さんにお話を伺いました。
記者:ベトナム進出以前は何をされていたのですか?
長谷川氏:元々、地元の兵庫県に本社がある機械(ポンプ)メーカーで営業の仕事(サラリーマン)をしておりまして、福岡県で10年、千葉県で4年勤めていました。
当初は、「仙代テック」に入社するつもりはまったくなかったのですが、今の会長(義父)が70歳になることもあり、「後継者(候補)としてチャレンジしてみないか?」というお話をいただきました。
最初はとまどいましたが、妻の後押しもあり、「人生かけて挑戦してみたい……」と思えたので、転職を決断しました。
記者:ベトナム進出のきっかけを教えてください。
長谷川氏:弊社は日本の兵庫県三田市でボトルウォーター事業や浄水器事業を始めて、今年で16年になります。
ベトナム進出のきっかけは、世界情勢に詳しい弊社会長がASEAN諸国の水道インフラ整備の遅れを危惧し、「ここベトナムからASEAN諸国の水に対する『安心と安全』への信頼に貢献していきたい……」と一念発起されたからです。
2014年に100%出資で現地法人を設立し、2017年8月には、ベトナム中部のダナン市南部に隣接するクアンナム省に拠点となるベトナム工場を建設しました。
私も2017年8月から日本とベトナム(ダナン、ホーチミン、ハノイ)を行ったり来たりしていたのですが、2020年からはベトナムでの生活が中心となっています。
海外で仕事をするのは初めてですし、経営者としてもヒヨッコ同然なので毎日が勉強です。
ベトナムではインフラ整備の遅れから水道水の水質が良くないので、安心して飲める水を届けるという業務内容にとてもやりがいを感じています。
記者:ベトナム進出のきっかけは何ですか?
長谷川氏:東南アジアの中でも成長株でかつ、親日国であり周辺国への展開もしやすいからです。
記者:ベトナム進出前に準備したことを伺えますか?
長谷川氏:会長が数年間かけてベトナム各地に何度も渡越を繰り返し、ベトナムでの開業に向けた情報を収集しました。
記者:事業内容・商品の特徴を教えてください。
長谷川氏:ハノイ、ホーチミン、ダナンなどの都市部を中心に、一般家庭用の小型浄水器から店舗用の中型浄水器、ホテルや工場向けの大型浄水システムなど、浄水に関わる商材の提供や技術サポート・サービスを行っています。
弊社商材「ラクサット純水器」は、一般的な浄水器では除去が難しいヒ素や農薬、重金属、放射能まで除去できます。
また、浄水器に標準装備されたセンサーで、浄水レベルを常に数値で確認できることも評価いただいております。
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