3月に行われたロックダウンから8ヶ月が経過し、レストランの閉店や失業率も増え、マレーシアの景気は悪くなる一方です。
そのような状況から、政府により外国人労働者の採用を制限する動きが出ています。
国内の雇用確保を目的としているようで、外国人を採用するには、政府のサイトに求人を載せることができる企業だけに限られるそうです。
駐在員の給与は、月額1万リンギット(約25万6,300円)以上の人のみに制限する考えもあるようです。
筆者周辺の在住日本人の方も、CMCOの関係で就労ビザの更新に通常より時間がかかっているそうです。
日本は「Go Toトラベル」などのキャンペーンで外出を促進したり、条件付きで特定の国との往来を認めたりしていますが、マレーシアは3月とまったく状況が変わっておらず、ヨーロッパのように厳しい外出制限令が発出されたままです。
日本とマレーシア間は往来だけでなく、国際郵便も止まっている現状で、本当に国境が封鎖されている状況です。
ただ、うれしい副作用も。
毎日のように政府が外出を控えるように発表するので、人気のレストランに予約をせず行けます。
多くの人が食事は自炊やデリバリーに切り替えて、外食を控えているようです。
飲食店にとっては試練が続きますが、デリバリーを強化したり、TwitterなどのSNSで宣伝をしたり、各店舗がこの状況を乗り超える打開策を模索しています。
現在もロックダウンに近い状況のマレーシアでは、日本よりも厳しい現実と言えそうです。
※1マレーシアリンギット=約25.63円で換算
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