まさに青天の霹靂ともいえる急な規制強化の発表が6月27日にありました。
タイでは発令の翌日、または当日から新たな措置が実施されることがほとんどですが、つい2週間前に規制緩和があったばかりの中で発表された今回の規制強化には、さすがにバンコク在住日本人皆が唖然とする思いです。
店内飲食が可能になったのが5月17日で、わずか1ヶ月少々での逆戻り。
次は店内でのアルコール提供再開か、と期待をしていた矢先の崖から突き落とされるような規制強化措置。
店内での飲食が売上の多くを占める飲食店において、再び暫定30日の忍耐を強いられる状況となりました。
どれだけ持ちこたえられるかは店舗の規模によって異なりますので、新たな業種に活路を見出すことを模索する経営者がいることでしょう。
飲食業に携わる方々はもちろんですが、一般のバンコク在住の日本人にとっても、今回の店内飲食禁止の措置は不便を強いられるということだけでなく、先々への不安を一気に高めることとなり、精神的にかなり堪えているのがSNSなどの投稿でも伺えます。
バンコクの中心部にあるサイアムパラゴンのフードコートです。
椅子は片付けられ、いつもなら多くの利用者でいっぱいのフードコートは、一角で日用品の販売所となっているなど様変わりしています。
飲食フロアでは、デリバリーや持ち帰りの受付カウンターが並びます。
この受付カウンターは、2020年のロックダウンからおなじみになってしまいました。
コロナ禍にあっても比較的変わらないのは屋台でしょうか。
通りに人がいなくなり、売上が落ちているかと思いますが、マイペースで乗り切っている印象です。
新型コロナによる規制が長いせいか、タイ人たちは、表面的には淡々と過ごしているように見えますが、新型コロナの影響から生活苦に陥り生じた事件のニュースなど頻繁に目にします。
現在タイではワクチン集団接種を加速させていますが、頻発するクラスターでワクチンが不足するなど思うように進んでいません。
とにかく今回の規制強化の効果が早く現れるのを待つしかない厳しい状況が続きます。
まずは15日ごとに行われる状況評価で、規制緩和があることを祈るばかりです。
※1タイバーツ=約3.47円で換算
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