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ミャンマーにも流行到達のルーフトップバーは雨季対策がポイント

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パターン2:屋内併設型

「ザ・ペントハウス」に代表されるやり方で、雨季は屋外スペースを完全に諦め、屋内だけで営業するのがこのパターン。
「ラ・セリエ」や2017年にオープンした「ハードロックカフェ」もこれ。
金属やプラスチック素材を使ったテーブルセットを置き、屋外エリアは基本的に、雨季は雨に降られるままになっている。Patern2

Hard Rock Café
4F, Myanmar Plaza, 192 Kaba Aye Paya Rd., Bahan Tsp., Yangon
http://www.hardrock.com/cafes/yangon

パターン3:一部屋根付き型

屋上スペースにあらかじめ、屋根付きスペースもある程度作っておき、雨季に対応するやり方をとる店もある。
「ヤンゴンヤンゴン」や、インターナショナルホテル屋上の「スカイバー」などがこれにあたる。
ただし、雨季の雨は激しいので、屋根が深めに造られていないと横降りの場合は客席もずぶ濡れになってしまう。Patern3

Sky Bar
330 Ahlone Rd., Dagon Tsp., Yangon
http://y-intl-hotel.com

パターン4:屋根&ビニールシート併用型

パターン3をさらに発展させたのが、ビニールシートを使い、横降りの雨も避けるこのタイプ。
大型ショッピングセンター「ミャンマープラザ」屋上の「エクリプス」がこれにあたる。
完全なルーフトップバーとは言いがたいが、最上階のバーに壁を設けていない「エスペラード」も、このパターンに含めてよさそうだ。Patern4

ECLIPSE
4F, Myanmar Plaza, 192 Kaba Aye Paya Rd., Bahan Tsp., Yangon
https://www.facebook.com/bar.eclipsemyanmar

パターン5:移動屋根装備型

これは「ヴィスタ」のみが該当する方法で、透明な移動式屋根をそなえたタイプで(2017年6月25日現在改装工事中)、雨の有無で透明な素材を使った機械仕掛けの屋根を出し入れする。
雨が降る直前までルーフトップ状態を維持でき効果的だが、初期投資は高額にのぼる。
ただし、不動産契約が大家に有利なため、いつ何時店を移転しないといけなくなるかわからないミャンマーにおいては、かなりのリスクがあることは頭に入れておいた方がよい。

Vista
Corner of Shwe Gon Daing Rd. & Yaedarshay Rd., Bahan Tsp., Yangon
https://www.facebook.com/vistabaryangon

最後に、ヤンゴンのルーフトップバーの広告で気をつけたいのは、広告での眺望写真の使い方だ。
敬虔な上座部仏教国家のミャンマーでは、戒律上は禁じているアルコールを取り扱うバーの広告に、聖地であるシュエダゴンパゴダが写り込むのを良しとしない。
シュエダゴンパゴダに限らず、パゴダが目立つ写真は使用しないことをおすすめする。

この記事を書いた人(著者情報)

maki_itasaka

日本でのライター業を経て、上海(中国)およびハノイ(ベトナム)にて計8年にわたり、現地日本語情報誌の編集に従事。同時に、日本で出版される雑誌や書籍、ガイドブック、ウェブにも寄稿するかたわら、取材コーディネートや企業リサーチにも携わってきた。ヤンゴン在住4年目。

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