「ザ・ペントハウス」に代表されるやり方で、雨季は屋外スペースを完全に諦め、屋内だけで営業するのがこのパターン。
「ラ・セリエ」や2017年にオープンした「ハードロックカフェ」もこれ。
金属やプラスチック素材を使ったテーブルセットを置き、屋外エリアは基本的に、雨季は雨に降られるままになっている。
屋上スペースにあらかじめ、屋根付きスペースもある程度作っておき、雨季に対応するやり方をとる店もある。
「ヤンゴンヤンゴン」や、インターナショナルホテル屋上の「スカイバー」などがこれにあたる。
ただし、雨季の雨は激しいので、屋根が深めに造られていないと横降りの場合は客席もずぶ濡れになってしまう。
パターン3をさらに発展させたのが、ビニールシートを使い、横降りの雨も避けるこのタイプ。
大型ショッピングセンター「ミャンマープラザ」屋上の「エクリプス」がこれにあたる。
完全なルーフトップバーとは言いがたいが、最上階のバーに壁を設けていない「エスペラード」も、このパターンに含めてよさそうだ。
これは「ヴィスタ」のみが該当する方法で、透明な移動式屋根をそなえたタイプで(2017年6月25日現在改装工事中)、雨の有無で透明な素材を使った機械仕掛けの屋根を出し入れする。
雨が降る直前までルーフトップ状態を維持でき効果的だが、初期投資は高額にのぼる。
ただし、不動産契約が大家に有利なため、いつ何時店を移転しないといけなくなるかわからないミャンマーにおいては、かなりのリスクがあることは頭に入れておいた方がよい。
最後に、ヤンゴンのルーフトップバーの広告で気をつけたいのは、広告での眺望写真の使い方だ。
敬虔な上座部仏教国家のミャンマーでは、戒律上は禁じているアルコールを取り扱うバーの広告に、聖地であるシュエダゴンパゴダが写り込むのを良しとしない。
シュエダゴンパゴダに限らず、パゴダが目立つ写真は使用しないことをおすすめする。
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