マレーシアにもIKEAが存在します。
そして、マレーシア人はIKEAが大好きです。
週末になると、多くの人がIKEAで買い物をしたり食事をしたりするので、大混乱といっても過言ではないほど人で賑わいます。
そんなマレーシアのIKEAには、マレーシアらしさを垣間見ることができる場所がちらほらあります。
今回は、IKEAに見る、マレーシアらしさについてご紹介します。
マレーシアのIKEAも基本的に他の国と同じようなスタイルです。
上の階には主にディスプレイの空間があり、下の階には商品が並べられています。
上の階のディスプレイの様子から、マレーシアらしさが伝わって来ます。
例えば…おもいおもいにくつろぐ人たち。
ディスプレイされているソファーや椅子に座ってみて、実際に使い心地を試してみるというのは日本でもよくある光景ですが、マレーシアの場合は明らかにそれを通り越しています。
すっかりくつろいで、携帯をいじったり、楽しそうにおしゃべりしたりする光景を目撃します。
子どもをあやすベッドとして利用する人まで!
しかもスタッフも怒るどころか、そんな光景を当たり前の事として全く気にする様子がありません。
日本ではマナーがなっていないと問題になりかねない光景ですが、もともとマレーシアはゆっくりマイペースな人が多く、とてもおおらかです。
それがよく表れていて、マレーシアらしい一面を感じることができる光景だと思います。
とはいえ、マレーシアらしさを一番感じるのはやはり食べ物ではないでしょうか?
IKEAのレストランには、ミートボールやサーモンといった、IKEAならではのメニューがありますが、それと共に人気なのがマレーシア料理のメニューです。
例えばナシラマ!
ナシラマとは、ココナッツミルクを使って炊いたご飯に、独特のチリソース(サンバ)、ナッツ、煮干し魚などがつけ合わされているマレー料理です。
そこに、ゆで卵やチキンが追加されることもあります。
そのナシラマメニューがなんとIKEAにはあるんです!
ランチタイムの時間帯に行くと、ナシラマがカウンターに置かれ、多くの人が注文しています。
IKEAのメニューの中では比較的安く、チキンもついていてボリュームも満点なのが人気の秘訣のようです。
そしてマッシュルームスープ!
マレーシアではマッシュルームスープ(キノコポタージュスープ)が大人気です。
日本ではコーンポタージュスープが出てきそうな場面で、大抵マッシュルームスープが出されます。
白っぽいスープの中に小さく刻まれたキノコの食感がかすかに残っていて、スープを飲むだけでかなりの満足感を得ることができます。
レジのすぐ近くにある、コーヒーやホットドックなどを売っているコーナーにもマレーシアならではのメニューが!
それがカレーパフです。
パイ生地でカレーを包み込んだカレーパイのことで、マレーシアのおやつ的な存在で色々なお店で見かけます。
IKEAのカレーパフの中にはゆで卵も入り、ボリューム満点です。
筆者はひとつ食べただけでも満足します。
人気も上々で、ローカルは小腹が空いたとき用や、ちょっとした手土産に購入しています。
このようにマレーシアのIKEAでは、ちょっとしたところにマレーシアらしさを感じることができます。
同じIKEAでも国の文化を取り入れ、ローカルに受け入れられやすいように工夫されている点がとても興味深く感じます。
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