クアラルンプールに住んでいて、たまにとても食べたくなるのが和食です。
日ごろから海外在住者は和食を食べられる店はもちろんのこと、日本に居るような感覚を味合わせてくれる「和みの場」を求めているのですが、なかなか見つからないというのが現状です。
今回は日本の居酒屋を見事に再現しているだけでなく、クアラルンプール在住の日本人の心をがっちり掴んでいる「江の島(ENOSHIMA)」をご紹介します。
「江の島(ENOSHIMA)」はクアラルンプールの中心地、Bukit Bingtang にあります。
オフィス街からも近く、周囲にはコンドミニアムも多い事から立地は申し分ありません。
地元の方にも大変使い勝手が良いと人気の飲食店が集まったビルWisma Coswayの1階にあります。
ランチと夜と営業していますが、日本人が仕事の疲れを癒しに多く集まるのは圧倒的に夜が多いようです。
まず驚くのが店外の入り口付近の雰囲気です。
様々な日本風のインテリアがあり、入るのにもワクワクしてしまいます。
一旦店に足を踏み入れると、そこには飾り付けされたカウンターに焼酎や日本酒のボトルの数々が目に入ります。
実はマレーシアでこのように焼酎や日本酒を取り揃えている居酒屋は多くありません。
それだけでもこの店が多くの日本人にとって使いやすい店であることは間違いないようです。
奥にはいくつかのテーブル席と仕切られたソファ席、店外にはオープンエアーのテーブルが数多く用意されています。
じっくりと話し込みたい時は奥の席で、大勢でワイワイ楽しみたい時はテラス席で、と使い方はそれぞれです。
もちろん訪れる日本人の中にはマネージャーが日本人であること、彼女の感じの良い接客に惹かれて訪れる方も多いでしょう。
しかし幾ら日本人がマネージャーだとしても現地スタッフがいい加減な接客ではせっかくの雰囲気が損なわれてしまいます。
こちらの店では現地スタッフの接客が素晴らしいことは注目すべきポイントです。
マレーシアではどんなお店でも接客のスキルは良くないのが現状です。
現地の方は非常にのんびりしている為、日本の接客に慣れている日本人からすると拍子抜けしそうなことがよくありますが、こちらのお店では現地のスタッフも非常に良く教育されているようでした。
お酒のグラスが無くなった時に「次の飲み物はいかがなさいますか」と聞いて回ってくれますし、あらゆる接客に、ソツのない気配りが行き届いていました。
ドリンクメニューを見るとこの店が日本人に人気がある理由が一目瞭然です。
ビール、焼酎、日本酒、ワインはもちろんのこと梅サワーやゆずサワーなどなかなかこちらでお目にかかれないお酒が多いことに驚きます。
焼酎はボトルを200RM前後でキープ出来ますし、日本酒も皆でボトルで注文し楽しむことが出来ます。
クアラルンプールに住む日本人にとって、本格的な日本酒を気軽に味わうことが出来るのはとても嬉しいことなんです。
居酒屋の楽しさは、まずはビールを注文して、おつまみを食べながらゆっくりお酒を味わうことにあります。
こちらのお店ではついついお酒が進んでしまうそんな「優秀なおつまみ」が数多く取り揃えられています。
出汁巻き卵やレンコンチップス、じゃがバターなど日本ではお馴染みのバリエーションについつい箸も進みます。
この店の人気とは日本とほとんど同じレベルで和食を提供していることではないでしょうか。
ふわふわとした出汁巻き卵やパリパリに仕上がった揚げ物などはなかなかこちらではお目にかかれないクオリティーばかりです。
天ぷらや焼き鳥、お好み焼きなどメインの食事もあるので夜に定食を一人で食べに来ているお客様もちらほら見かけます。
定食は昼のみでなく夜も注文できるだけでなく、20RM~30RMでお得なセットがいただけます。
メインの中でも人気があるのは鍋ですが、寄せ鍋や海鮮鍋など幾つかの種類が選べます。
そしてその中でも非常に美味しいと有名なのが「キムチ鍋」です。
これは日本人なら締めの雑炊まで味わえる人気のメニューですよね。
このキムチ鍋が色んな意味で秀逸でした。
大きな鍋で運ばれてくる為、3~4人いても充分足りる量になのではないでしょうか!?
コンロがセットされ、あらかじめ準備された鍋で具材を煮込むことから始まります。
ぐつぐつと良い感じに煮込まれる様子を眺めるのも楽しいですし、煮込み具合を加減出来るので良い頃合いを見計らって食べることが出来ます。
またこのキムチ鍋のスープが美味しい事!白菜や魚介もたっぷり入っているので出汁とキムチが程よく合わさってとても美味しいスープに仕上がっているのです。
またトッピングに卵やチーズ、魚介などを追加できるのも嬉しい限り。
卵とライスで雑炊にする時はスープの追加(有料)を加えることが出来ます。
お客様は7割から8割ほどが日本人ですが、おそらく口コミで伝わるのではないかと思われます。
接待や会社の飲み会と誰を連れてきても心地良い空間が用意されていますし、貸し切りも好評のようで週末は特に混雑しているそう。
江の島(ENOSHIMA)はBukit Bingtang とMid Vallyの2店舗が展開されています。
現地の和食居酒屋では非常に成功している例だと言えるでしょう。
店名:江の島(ENOSHIMA)
住所:Bukit Bingtang店 Ground Floor, Lot G 22-24,Wisma Cosway, Jalan Raja Chulan,50200 KL.
電話番号:03-2148-9390
営業時間:(ランチ)12pm-2;30pm (夜)6:30pm-10:30pm
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