前回に引き続き、「大阪焼肉Don-Don Singapore」と「大阪焼肉WA Don-Don Singapore」を切り盛りするTIMOTEこと、鈴木豊英さんのインタビューをお届けします。
前回の記事はこちら→【シンガポール】WA DON-DONオーナーインタビュー(前編)
日本と海外でお店を出店するのとでは、やはり条件が違います。
シンガポールで成功する秘訣について聞いてみました。
ー シンガポールで成功するポイントは何でしょうか?
鈴木氏:シンガポールの場合は、マーケティングが7~8割を占めます。
自分の会社でやっているビジネスモデルに対しては自信がありましたが、それがこの国に当てはまるかどうか?というのを考慮します。
自分たちの一番のストロングポイントである「焼肉」という部分の価格帯が、シンガポールに合うのかな?という部分ですね。
そこがやはり、一番考えるところです。
ー 前編でも少し触れさせていただきましたが、どうやって「自分たちのスタイルがシンガポールに合うか」という疑問を解決したのですか?
鈴木氏:そうですね。
まず、自分が実際に他のお店に行ってみました。
そこでお金を払って食べることで、「高いのか?」「安いのか?」「おいしいのか?」「おいしくないのか?」というのを調査しました。
リサーチした結果、「価格がそこそこで、おいしい」というスタンスのお店が少ないことが分かりましたので、その路線ならやれるかな、と決断しました。
ー やはりリサーチが大事なのですね。
鈴木氏:そうですね、リサーチが一番です。
場所とそこに集まるお客さんの層をリサーチして、どのような業態が求められているのか、見極めることが大事です。
ー リサーチの期間はどのくらいでしたか?
鈴木氏:僕が会長に「シンガポールでやらせていただきます」と言った時に、「1ヶ月住んで、飲み食いして遊んできなさい」と言われました。
その時はビザなしで旅行のような形で来ました。
そして、遊んだ中でどういうことを感じるか?を体験しました。
日本もそうですけど、食べ歩きしてリサーチしないと分からないので。
日本人が経営しているお店というと、居酒屋や焼肉屋などがありますので、そのようなお店を中心に、他のジャンルのお店もリサーチしました。
業態によって、そのお客さんの層はどうか?何時が忙しいか?とか、何曜日が混んでいるか?など、全部リサーチしました。
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