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「バインミー★サンドイッチ」経営者インタビュー

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バインミー専門店を始めたきっかけ

ー 駅から徒歩5分圏内にバインミー販売店が4店舗あり、激戦区になりつつある高田馬場(東京都新宿区)で、約10年バインミー専門店を経営する木坂氏。オープン当時は、日本でまだまだ浸透していなかったバインミーを、どのように知ったのかきっかけを教えてください。
学生時代にカナダに語学留学をしていたのですが、ベトナム人の移民が多い地域に住んでいたため、さまざまなベトナム料理を食べる機会がありました。その中でも「安くておいしい」と特に気に入り、頻繁に食べていたのが「バインミー」です。

 

ー なるほど、そこからバインミー専門店の出店へとつながるには、何か理由があったのでしょうか?
実はもともと「ベーグル屋を開きたい」という夢を持っており、パン屋で修業をしていました。カナダに語学留学に行ったのも、学費や生活費が安いカナダで英語の勉強をしてからアメリカにベーグルの修業へ行きたかったからです。結局、アメリカには行かずに帰国。帰国後もバインミーを忘れることができず、日本でバインミーを食べられるお店を探したのですが、当時はほとんどありませんでした。そのため、「自分で作ろう」と思い、バインミー店をオープン。修業で学んだパン作りの基礎はバインミーに応用できると考え、まずはバゲット作りからチャレンジしました。

1番人気「ベトナムハム&ペースト」。臭みの少ない濃厚レバーペーストがおいしい
一番人気「ベトナムハム&ペースト」。臭みの少ない濃厚レバーペーストがおいしい

 

ー なるほど。バインミーを販売するに当たり、その他にもこだわりはありますか?
できるだけ低価格でバインミーを販売し、幅広い方に食べていただきたいので、コストカットは意識しています。
例えば、たくさん必要になるバインミーのパン型はベトナムで購入しています。日本で購入すると1個1万円の型が、なんと!ベトナムでは700円で購入できるんです。吉祥寺のキッチンカーでの営業を始める前にベトナムにパンの型を求めに行ってきました。そのような細かい経費の削減を重ねて、お客様に還元したいと思っています。

 

1号店を高田馬場にオープン

ー 初出店は高田馬場でしたが、その決め手は何ですか?
新宿(東京都新宿区)に近い割に家賃が安いということ、それから日本語学校や留学生が多いという2点から高田馬場に決めました。オープンから10年間同じ物件で営むことができているので、この場所を選んで良かったと思っています。

 

― オープン当初はバインミーを知らない人も多かったと思いますが、反応はいかがでしたか?
当時はバインミーの知名度が低かったので、ベーグルの販売も行っていました。しかし1度バインミーを食べると「ハマった!」とおっしゃるお客様が増え、再来店してくださるようになったのです。それに伴い、ベーグルの製造が追いつかなくなりバインミーのみ販売することにしました。

 

― 順調にお客様が増えていったのですね。その他にもお客様が増えるきっかけはありましたか?
2010年1月にお店をオープンしたのですが、約半年後の6月に『日経トレンディ』で掲載された、10年以内に流行するものを予測するというランキングにバインミーが取り上げられました。そのランキングをきっかけにテレビや雑誌の取材依頼をいただくようになり、徐々にお客様も増加していきました。

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バインミー★サンドイッチ 高田馬場店

 

バインミーを広めるための多店舗展開

― 28年6月には水道橋店(東京都千代田区)をオープンし、19年1月には丸井吉祥寺店(東京都武蔵野市)の前でキッチンカーの営業をされています。
ここ数年、日本でバインミーの人気が高まるのに伴い、当社の出店も加速しています。高田馬場店が軌道に乗り、多店舗展開を検討し始めた頃、水道橋に良い物件が見つかったので水道橋店をオープンさせました。吉祥寺はキッチンカーでの販売のお話をいただいたので、即営業を決めました。「吉祥寺にお店を出す」のは1店舗目を出店する以前から私の夢だったので、今はキッチンカーという形でも実現できたことが大変うれしいです。

 

― 2店舗とキッチンカーを展開されるに当たり、最も大変だったことは何でしたか?
人材の確保です。
最近の人手不足もあり、なかなか良い人材が見つかりませんでした。
現在はベトナム人4人・日本人5人のスタッフ(アルバイトを除く)でお店やキッチンカーの営業を行っています。持ち回りで、今日はキッチンカー、明日は高田馬場店といった形です。
営業中は配達サービスを行っているので、配達が集中するランチタイムは常にバタバタです(笑)。

キッチンカー(吉祥寺)
キッチンカー(吉祥寺)

 

「バインミー★サンドイッチ」のビジョンとは

ー 今後の展開についてお聞かせください。
出店のお話を多数いただいているので、人員確保をし、しっかり基盤を固めて、前向きに次の出店を考えていきたいと思っています。

 

― 最後に「バインミー★サンドイッチ」の夢について教えてください。
私がやみつきになったバインミーを日本の皆さんにもっと普及させていきたいです。そのためにも多店舗展開には力を入れていきます。
また、今はキッチンカーでの営業ですが、吉祥寺に実店舗を出すことは私の長年の夢でもあるので、必ず実現させます!吉祥寺には個性的で魅力的なお店がたくさんあるので、その仲間入りをしたいです。

この記事を書いた人(著者情報)

rin

教えてASEAN編集部として日々経営者の方にインタビューさせていただいております!

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