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【2/10先方確認依頼中】【TOP INTERVIEW】六九麺 井上慎史氏

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「麺ターテイナー」井上慎史誕生

ー 長時間かけてタイの地鶏を丁寧に炊き上げたダシと、3つの蔵元から取り寄せたしょう油をブレンドし1ヶ月寝かせたかえしを使用するスープが大人気の「六九麺」。ラーメンシェフの井上慎史氏が飲食業界に入られたきっかけとは?
人を喜ばせることが大好きだったので、大学卒業後、好きなことを極めようと思い、究極の“楽しい”を提供しているお笑いの世界に飛び込みました。また、おいしい物が好きだったため、芸人の傍らラーメン店でアルバイトを始めました。働いている内にラーメンに魅力を感じ、いつしか自分で店を持ちたいと思うように。エンターテイナーとしてラーメンを極める、“麺ターテイナー”として活動することを決意しました。

ー 麺ターテイナーですか!?
そうです。芸人をしつつラーメン修業を9年続け、2018年に高円寺(東京都杉並区)に六九麺をオープンしました。東京はあちこちにラーメン激戦区があるので、立地には悩みましたね。この物件も両隣がラーメン店だったのですが、どこよりも元気で明るい空間を演出している自信があったので、自信満々で出店しました。

ー オープン後、反応はいかがでしたか?
予想通り、たくさんのお客様にご来店いただきました。オープン前にあいさつ回りでご近所の方々にトッピング無料券を配布したことも大きかったと思います。仕込みなどラーメンの味に関することは全て私1人で行っていたので、体力的な部分で大変な面はありました。そんな時、息抜きとして訪れたタイでの出来事をきっかけに、海外にラーメン店をオープンしたいと思うようになりました。

「おいしいラーメン」の追求

ー タイでどのようなことがあったのですか?
バンコクでラーメン店を10店舗巡ったのですが、私が好きな店主が厨房に立って黙々とラーメンを作るスタイルの店はありませんでした。その後もラーメン店を巡ったのですが、見つけられなかったので、
自分で開こう!という想いを持つようになりました。

ー タイ進出を決めたということですか?
はい。2020年2月にタイに渡りました。条件の合う物件を探しながら、日本のラーメンの味を知ってもらうために、子どもたちや飲食店経営者に向けてラーメン教室を開催したり、飲食店を間借りしてラーメンを提供したりという生活を10ヶ月ほど続けていました。夏あたりから新型コロナウイルス蔓延の影響で飲食店のテナントが徐々に空いてきたことから、ようやく理想の物件と出合い12月に契約。翌2021年1月20日にオープンしました。

店頭で決意の表情を浮かべる井上慎史氏

ラーメンの価値を向上するためにSNSで発信

ー 初めての海外店舗のオープン。いかがでしたか?
オープン前からSNSで多くのお客様にお店を知っていただいていたため、おかげさまでたくさんの方にご来店いただき、売り切れる日々が続いております。新型コロナ禍でのスタートでしたので、当店のラーメンの価値をブランディングすることを意識し、SNSで積極的に発信したことが功を奏しました。

ー 具体的にどのように価値向上を図られたのでしょうか?
看板やロゴデザイン、ラーメンの試作状況などを都度発信して、「行きたい!」「気になる!」と思ってもらえる状況をつくりました。また、私が味をしっかり管理できるスープの量には限りがあるため、午前中39杯、午後30杯に限定して提供しています。それもブランディングにつながっていると思います

桜エビの出汁に浸した桜色の煮卵が印象的な塩ラーメン「潮六九麺☆ALLSTAR☆」

ー 海外出店を検討しているオーナーの方にアドバイスをいただけますか?
進出国でトップになるくらいの勢いで、現地に住み出店することが必要です。誰かに任せて帰国したり、立ち上げのみ行いその後はローカルに任せたりせず、地に足をつけ、自分が第一線で現場に立って営業していくという気持ちで挑むことですかね。

「六九麺」の夢・展望とは

ー 今後のビジョンを伺えますか?
現在は、現地と日本から輸入している食材を半分ずつ使用してラーメンを作っています。しかし、現地の食材のみで完結させたいと考えているので、当面はメニュー改良が目標です。
また、店舗展開も考えていきたいのですが、前述したように「日本人が現場に立っているラーメン店」という点にはこだわりたいです。そのため、自分の考え方に共感してくれ、味が共有できる日本人をタイで育てていきます。

ー 最後に、夢を教えてください!
楽しいの先、“もっと楽しい!”を追求し続けることです。
麺ターテイナーとしての活動をベースに、タイで日本のおいしいラーメンを発信していきます。
また、私は、“もっと楽しい”の先は感動だと思っています。2021年はラーメン事業とは別に、感動を提供できる新事業を計画しております。楽しみにしていてください!

この記事を書いた人(著者情報)

rin

教えてASEAN編集部として日々経営者の方にインタビューさせていただいております!

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