原点に立ち返りメニュー改良に踏み切る

ー　他社ブランドのFC加盟、新ブランドオープンなど新しいことを次々に行われたのですね！
しかし「よってこや」はブームが過ぎると、人気も売上も低迷していきました。そこで改めて「はやりすたりのない、長く愛される店づくりをしよう」と原点に立ち返り、大阪王将ブランドのメニュー改良に着手しました。

ー　どのように改良されたのですか？
餃子だけでなく、お腹をすかせたお客様が喜ぶ独自メニューを開発しました。徐々にお客様が戻り、リピーターが増加。自宅でも同じ味を楽しみたいという要望が増えていき、冷凍食品販売事業を開始いたしました。人気が出たので自社工場を設立して安定的に供給できるようにしたところ、現在では弊社売上の約半分を占める事業にまで成長してくれました。2004年には「大阪王将」の海外初店舗を香港にオープンしました。

ー　海外にも展開されているのですね！
台湾、インドネシア、タイなどに出店しています。現地の地の利を分かっているパートナーと協力して展開を進め、日本の食文化を海外にも伝えていきたいと考えています。

「イートアンドホールディングス」今後のビジョンとは

ー　改めて、現在の店舗展開について教えてください。
「大阪王将」以外のブランドを含め、国内は全国に439店舗、海外は台湾19店舗、シンガポール6店舗、タイ3店舗、インドネシア2店舗など、計32店舗を構えております（2021年8月31日時点）。2021年10月には、上海の商業施設内に「OSAKA FUN DINING 大阪王将 南京東路店」をオープンしました。

ー　今後のビジョンとは？
日本との時差が少なく、管理、渡航がしやすいこともあり、アジア圏を中心に大阪王将を展開していくことを考えています。

ー　最後に「夢」は何ですか？
中国を中心に世界各国に外食店舗と食品事業を展開し、様々な食シーンへ新しい価値を提供し続けることです。また、同国を中心としたアジア圏の食品事業にも力をいれていき、存在感を発揮できる企業に成長していきます。

店舗情報