待つこと数分、まず運ばれて来たのはスープタイプ。
生のレタスが載っているのが特徴です。
风娇肉骨茶のスープはあっさりしていて、その分しっかりと漢方の香りを楽しむことができるんです!
このスープの味がローカルに人気の理由なんだとか。
スープをご飯にかけて食べたり、一緒について来るお麩を浸して食べたりする人も多いよう。
そしてなんと、自慢のスープはおかわり自由なんです!
スープタイプを堪能していると、ドライタイプの肉骨茶も運ばれて来ました。
ドライ肉骨茶は、スープ肉骨茶に比べるとこってりした味付けで、ご飯が進みます。
肉骨茶というとやはりスープタイプが一般的ですが、スープ肉骨茶と対照的な味で、ローカルの間ではドライ肉骨茶も根強い人気です。
日頃、華僑の人たちは祖国中国から受け継いだ文化を大切に保ち、中国料理を好んで食べています。
実際にマレーシアにもたくさんの中華料理店が存在しますが、それは中国の料理であって、マレーシアの料理ではありません。
華僑は中国系であっても、国籍はれっきとしたマレーシア人。
そんな彼らが自分たちで作り出したのが肉骨茶なのです。
肉骨茶は男たちによって作り出された料理と言われ、マレーシアではこんなエピソードが語り継がれています。
昔、家族を残して中国から移って来た男たちは、早くお金持ちになり、家族を呼び寄せることができるように一生懸命に働いたのだそう。
当然ご飯も自分たちで自炊する必要があります。
彼らは、パワーがつき、しかも簡単に食事ができる方法を考えました。
そして、中国漢方を煮出し、そこに肉や他の材料を入れて煮込みスープを作り出すことに成功!
それが肉骨茶の始まりだと言われています。
今や高級料理の位置付けになっている肉骨茶ですが、もともとは家族を想う男たちが作っていた男の料理だったのです。
そのような歴史的背景を彼らはとても大切にしていて、誇りに思っているのです。
肉骨茶を食べる時には、そんな華僑の歴史に浸ることもできます。
ローカルが誇りに思っている肉骨茶。
クアラルンプールからそれほど遠くない位置にあるので、本場の味を食べるために、足を運んでみるのはいかがでしょうか?
凤娇肉骨茶(Fong Keow Bak Kut Teh)
住所:41300 Klang No.49, 51, 53, Jalan Batai Laut, Kaw 16 Taman Intan
電話:012-358 7181
Face Book:https://ja-jp.facebook.com/fongkeow/
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