新しいホテルが次々と建設されるミーケビーチ沿い。
今回は2018年5月に、ダナン海沿いで生活用品からお土産まで揃う「KaHoLi store」をオープンした日本人オーナー、佐井加奈子さんにお話を伺いました。
記者:ベトナム進出までの簡単な経歴を教えてください。
佐井氏:日本では短大で陶芸を学んだ後、貿易会社の輸入担当(中国・ベトナム担当)として働きました。
5年目で退職し、実家の営む会社の総務・経理をした後、結婚。
その後、主人の海外赴任でホーチミンに3年、ダナンに1年住んでいました。
再度渡越し、2018年5月に「KaHoLi Store」をダナンにてオープンしました。
記者:ベトナムに来る前に準備したことは何ですか?
佐井氏:ベトナム語を勉強しました。
ホーチミンに住むようになってからも、人文社会大学に通い、ベトナム語の勉強を続けました。
*ホーチミンには外国人向けのベトナム語クラスを設けている大学があります。
記者:ベトナムに戻られたきっかけは何ですか?
佐井氏:帰国後に日本でぼんやり、またダナンに住みたいと考えていました。
そんな時に尊敬しているダナン在住の女性経営者(かなり年配の方ですがとても精力的に日本とベトナムで活動をされている方)と話す機会があり、「あなたはこれからどうするの?」と聞かれた時のこと。
「いつかダナンに戻りたいけど、日本は居心地いいし、守りに入ってしまった。」と伝えたところ、「守るものなんてないじゃない!」と言われ、ハッとしました。
それから色々な方々の協力があり、現在に至ります。
記者:3年住んだホーチミンより1年住んだダナンでお店を始めたのはどうしてですか?
実は、ダナンに住んでいたころに「Remake Feedbag」というバッグの製造販売を始めていたんです。
商売なんてド素人だったんですが…笑
いろんな方々と出会い、仲良くしていただいていたので商売をはじめやすかったのと、やっぱりダナンが好きだからですね!!
記者:その「Remake Feedbag」の製造販売を始めたきっかけは何だったんですか?
佐井氏:ベトナムに引っ越して3年が経ったころ、ダナンからホーチミンを経由してミャンマー旅行に行こうとしたのですが、ビザの申請を失敗してしまい、突如ホーチミンで遊ぶプランに変えたんです。
その時にベトナム人の友人が飼料袋を使ったバッグの作り方を教えてくれて、初めてパソコンバッグを作りました。
自分で作ったバッグをFacebookにアップしたところ、周囲からの反応が良く、「はじめてみようか!」と勢いで、製造・販売を始めることにしました。
友人に相談したところ、色んな手助けをしてくれ、自らも営業をはじめ、10店舗での委託販売をするようになりました。
記者:なぜ「Remake Feed Bag store」ではなく「KaHoLi store」を始めたのですか?
佐井氏:Remake Feedbagを広めたいという気持ちは勿論あったのですが、それ以上に大好きなダナンに観光に来た人に「またダナンに行きたい」と思ってもらいたいという気持ちが強かったからです。
とすると、RemakeFeedbag以外にも
・快適な旅をしてほしい⇒コンビニ
・ダナンを最大限アピールしたい⇒お土産物屋
・楽しく滞在してほしい⇒持っている情報の共有
この3点を実現したかったからです。
観光の方は特に時間が限られてるので、ホテルの備品では足りない生活用品からお土産まで揃うお店があれば便利だと。
ですので、このお店はコンビニっぽいお土産物屋さんなんです。
そして大阪のおばちゃんならではのノリで自分の知っている情報などを旅行客の方々にお伝えしています。
記者:立地はどう選びましたか?
佐井氏:ミーケビーチから近く、ホテルも周囲に多いのでこちらを選びました。
私自身も海が好きなんです。
記者:お店の営業時間を教えてください。
佐井氏:8:00~20:00です。
まだ模索中でお客様の来店状況によって営業時間も考えていくつもりです。
記者:どのようなお客様がいらっしゃいますか?
佐井氏:中国人4割、韓国人4割、あとの2割は日本人を含む外国人です。
記者:どのような商品が人気ですか?
「Remake Feedbag」
ベトナムの可愛い飼料袋をリメイクして作ったバッグ類が人気です。
柄もそれぞれ可愛く、種類も豊富です。
女性には特にポーチ型が人気ですね。
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