商品ラインナップは、ごくシンプルな豆乳・豆花のみですが、「Sunny Coco」のこだわりは、何と言ってもオーガニックであること。
有機大豆を使用しているだけでなく、豆花製造過程では、凝固剤である石膏(硫酸カルシウム)や防腐剤、着色料等の添加物が一切使われていません。
味も、ほんのりとした自然の甘さを生かしたものになっています。
バイク・車移動が中心で、日常的に体を動かすことが少ないカンボジア人。
ジョギング・ウォーキングなどで意識的に運動を取り入れようとする人の姿も見られ、一定の健康維持意識を垣間見ることができます。
一方で、食生活から健康を気遣おうとする風潮はまだあまり見られないのが現状。
屋台フードには、これでもかという程多くの甘味料や化学調味料が使用されるのが当たり前で、身体への影響や安全性を疑問視する声は殆ど挙がりません。
カンボジアの「Sunny Coco」を指揮するシンガポール人のCEOは、 健康的とはいえないカンボジア人の食生活を見て、ヘルシーデザートブランドの参入の可能性を見出したといいます。
また、「Sunny Coco」の商品を通じ、カンボジアにおけるヘルシーフード市場を牽引していきたい旨を示唆しています。
カンボジア人がスマートフォンで眺めるものと言えば、専らFacebook。
それ位、コミュニケーションにも情報収集にもFacebookが活用されているカンボジアでは、広告・プロモーションの主軸にFacebookページを据えている企業が非常に多くなっています。
「Sunny Coco」についても、タレントを起用したショートムービーを流すなど、Facebookページでのプロモーションが盛んに行われています。
なお、消費者向けコンテンツに混ざり、フランチャイジー募集広告も頻繁に出されていることから、店舗数拡大に意欲的であることが分かります。
実際にフランチャイズ本部に問い合わせてみると、フランチャイジーとして店舗を持つ場合、加盟金は$30,000。
加盟金には、改修済店舗、イートインスペースのソファやテーブル、冷蔵庫、電子レンジ、POSレジ、制服、看板、販促物といったものから、初期販売用の商品約3,300ドル分がすべて含まれます。
フランチャイズ本部へのロイヤリティ支払い義務はなしとのこと。
まずは採算度外視で店舗数を拡大し、ブランド認知を広めていきたいという本部の意向がうかがえます。
近年、ノウハウゼロの状態から低資金で開業できるフランチャイズビジネスは、カンボジア人の間でも徐々に一般的になってきています。
実際、現在の9店舗のオーナーはすべてカンボジア人であるとのこと。
さらには、シェムリアップ、シアヌークビルといった地方都市における店舗展開権を保有することができる、エリアフランチャイジーの募集もなされています。
「Sunny Coco」がカンボジアにおけるヘルシーデザートブランドの先駆けとなり、街中で黄色い看板を目にする日が来るのか?
今後の動向に要注目です。
————————————————————————
■Sunny Coco Cambodia
【ホームページ】http://www.sunnycococambodia.com/index.php
【Facebookページ】https://www.facebook.com/sunnycoco.cambodia/
※以下は、取材したINDEPENDENCE MONUMENT店の情報
【住所】 #31, Street 268, Sangkat Chaktomuk, Khan Daun Penh, Phnom Penh City, Cambodia.
【定休日】なし
【営業時間】7:00-21:00
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介