2019年3月、プノンペンにオープンしたコスプレカフェ&バー「PNH48」。コスプレや日本のアニメを楽しめるお店で、カンボジアの若者を中心に人気を集めています。
後編では、引き続きジェネラルマネジャーの山浦氏にお話をお伺いします。
さらに、キュートな看板娘の直撃インタビューもしました!
山浦氏のインタビュー前編はこちら→【カンボジア】プノンペンのコスプレカフェ&バー「PNH48」マネジャーにインタビュー(前編)
オープンから4ヶ月(取材時点)。
コスプレカフェ&バーという業態自体がカンボジアでは非常に新しいものであるからこそ、現在に至るまで、さまざまな苦労があったといいます。
「一番難しかったのは、スタッフの採用ですね。
ようやく日中・夜すべての時間帯のシフトを埋められるようになりましたが、必要な人数を集めるまでに時間がかかりました」
コスプレ好きの若者については、すでに一定数存在していたカンボジア。
「コスプレをしながら稼げる仕事があれば、求職者も少なからずいるだろう」と考えていたそうですが、実態は予想に反するものだったといいます。
「コスプレイヤーは比較的裕福な家庭で育った学生が多いのです。
働く必要性に迫られていないという理由もありますし、学業が忙しくて仕事をする余裕がないようです。
それに、”好きなことで稼ぐ”という発想が、カンボジアではまだ一般的ではないのかもしれません」
「楽しみながら働く」という、日本では一般的な概念自体を、なかなか理解してもらえなかったそうです。
そのような経緯もあり、「PNH48」ではスタッフがモチベーション高く働けるよう、サービス料金の一部をインセンティブとして支払っています。
「オープン当初は、お客様にうまく話しかけられないスタッフも多かったですね。
なぜかと聞いてみると、『話しかけるのは失礼なことだ』と思い込んでいた者もいたのです」
飲み屋街にある夜のお店ではなく、昼間から女の子と健全におしゃべりができる場。
それは、カンボジア人のお客様にとってだけでなく、スタッフにとっても新しいコンセプトでした。
最近では、スタッフがお客様との交流を積極的に楽しむシーンも、多くなってきたそうです。
現在「PNH48」に在籍するスタッフは16名で、ほとんどが学生アルバイト。
そのうち、看板娘のデイビットさん(18歳)にインタビューすることができました。
記者:どのようなきっかけで、「PNH48」で働くことになったのですか?
デイビット氏:セントラルマーケット(※1)で売り子をしていたところ、スカウトされました。
(※1)プノンペン最大のローカル市場
記者:今着ているのは何の衣装ですか?
デイビット:『ハイキュー!!』(※2)の主人公が通う烏野高校のユニフォームです。一番のお気に入りです。
(※2)高校バレーボールを題材とした漫画・アニメ作品
記者:好きなアニメは何ですか?
デイビット:『NARUTO -ナルト-』です。ヒーローのようになんでもできる忍者がカッコイイので。
記者:お客様におすすめしたい衣装はありますか?
デイビット:『アイドリッシュセブン』(※3)の和泉一織(いずみいおり)の衣装です。カンボジア人のお客様は、このようなキラキラした衣装が好きですね。
(※3)7人組アイドルグループ「IDOLiSH7(アイドリッシュセブン)」を題材としたスマートフォン向けアプリゲーム・アニメ作品
小柄で笑顔がキュートなデイビットさん。
烏野高校のユニフォームがとてもお似合いでした。
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