2022年4月4 〜7日、バンコクのイベント会場バイテックにおいて、アジアでもトップクラスの食品加工や、包装、そしてそれに関連する産業の展示会、見本市「フードパックアジア2022」が行われました。
新型コロナウィルスとの共存に向け、テクノロジーを駆使した新製品などが集まった同イベントについてレポートいたします。
新型コロナウイルスの流行により、医療分野を中心に人と人との接触を減らすために急速に普及が進んだIT技術ですが、それは食品、飲料、包装、ホスピタリティビジネスなどの分野でも同じです。
フードパックアジア 2022では、アジアトップクラスの食品加工関連の見本市として、ウィズコロナのニューノーマルに留まらず、ネクストノーマルを見据えた新しい技術が紹介されていました。
いまだ収束の兆しの見えない新型コロナウイルスのパンデミックに加え、世界の人口増加による食料不足、タイにも押し寄せる高齢化社会などによる課題を、人員、コスト、時間などの削減や衛生面の向上など、さまざまな側面からアプローチできる最新テクノロジーや新製品、食品の新ブランドなどが一堂にそろっていました。
イベント名:フードパックアジア2022(Food Pack Asia 2022)
会場:BITEC, Bangkok, Thailand
ホールナンバー:EH103
共同開催:Thailand Industrial Fair、Warehousing & Logistics Asia 2022
主催:Digivew Advertising Group
開催日時:2022年4月4 〜7日
<イベント会場情報>
BITEC(Bangkok International Trade and Exhibition Centre)
BTS(スカイトレイン)バンナー駅からスカイウォークで直結
駐車場は総計5050台収容可能
同時開催された包装機械を含めた産業機械を紹介している「Thailand Industrial Fair」、倉庫内の物流業務を効率化する機器などの展示会「Warehousing & Logistics Asia 2022」の大型産業機器も並ぶかなり工業的な雰囲気のイベント会場。
パッケージングの機械を展示したブース。
画像処理や3Dを扱うソフトウエアとハードのようですが、二酸化炭素の測定など新型コロナ対策に役立つ機能もありそうです。
熱感知カメラのゲートシステムです。
コロナ禍で今やモールなど、さまざま々な場所で見かける熱感知カメラですが、このような店舗サイズのものは今後も活躍しそうです。
上からビニールがプレスされたこのタイプのパッキングは、タイのスーパーなどでよく見かけます。
コンパニオンを起用して広いブースで出展していたのは手袋のメーカー。
コロナ禍の今は、特に食べ物を扱う現場で手袋は必須ですが、衛生面とともにその使用感も重要なポイントです。
OKI(沖電気工業株式会社)のラベルプリンターのブースがありました。
小スペースに設置できる上に、性能の良い日本の機器は重宝されることででょう。
OKIは中国におけるプリンターと複合機の生産を2021年10月に終了し、タイ工場に集約されたので、今後ますますタイの展示会などで露出が増えてくるかもしれません。
タイでは見本市の常連で、サポート体制も整っているキーエンス。
瞬時にコードを読み込めるハンディスキャナーをメインに紹介されていました。
毎回必ず資料を手渡ししており、活発にプロモーションを行っています。
食品加工や包装の機能だけをアピールしていた時代から、新型コロナの流行以降、感染対策につながる製品が増えている印象です。
ウィズコロナに舵を切り、7月には規制解除し、新型コロナ流行以前のように観光客が自由に入国できることを目指しているタイですが、感染症対策を意識した製品の開発などは今後も多様化していくのかもしれません。
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