今回は、株式会社つぼ八とフランチャイズ契約の上、2013年10月23日にタイ1号店をオープン以来、つぼ八6店舗、焼肉伊藤課長1店舗、らーめん・餃子 大正亭3店舗を展開しているインパクトムトンタニのグループレストランマネージャー、ファン・ローンジャイ氏にインタビューを実施した。
【つぼ八とのフランチャイズ契約までの経緯について】
弊社は社名の通り1999年に開業したインパクトアリーナとインパクトエキジビジョン&コンベンションセンターの施設運営を事業主体としています。
施設運営以外の事業の柱を育てていく方針の中、フードビジネス事業を検討していたところつぼ八のことを知りました。
つぼ八以外も検討しましたが、
①40年間で300店舗を展開している実績と安定感、知名度。
②日本食が好きで、特に海鮮が大好きなタイ人に、つぼ八のメニューのバリエーションと美味しさが受けるであろう。
③1店舗200SQM(約60坪)のゆったりとした空間や個室などの店づくりなど、気軽で心地よい雰囲気がタイ人の志向にマッチしている。
④既に同じ東南アジアのシンガポールで2009年から展開している実績があること。
こういった理由から、株式会社つぼ八とタイにおける独占フランチャイズ契約を締結させて頂くに至りました。
【オープンまでの苦労話など】
全く無かったかというと嘘になりますが、つぼ八は日本でもフランチャイズ店があり、つぼ八本部のフランチャイズ店に対するオープンサポート体制がしっかりしていたため、安心してオープンを迎えることが出来ました。
シンガポールでつぼ八を立ち上げた経験のあるマネージャーをリーダーに、1号店のオープン前後には5名の日本人がサポートしてくれました。現在でも、オープンからサポートしてくれているマネージャーともう1名が本部から出向社員として常駐しています。
弊社の方針として、店内設計、メニュー等をローカライズせずに日本のつぼ八を再現してもらいたいとリクエストしました。
現在でもそうですが、どの店も必ず日本人デザイナーに設計をお願いしています。また、本部の方針でもありますが、常駐している日本人とは別に、定期的に本部からスーパーバイザーが来て、味のチェックや技術指導などをしています。タイに常駐しているとどうしても味がブレていくことがあるからです。
そんな中で、個室を多く作って欲しいということと、メニューではタラバ蟹や毛蟹など蟹メニューを充実させて欲しいというお願いだけはつぼ八本部にしました。
【オープンしてから】
スクンビット通りなどの日本人が多いエリアを中心に3店舗展開、バンコク郊外のインパクトから近いBEEHIVE店や、プロメナード店、フューチャーパーク店など郊外に3店舗の合計6店舗を展開しています。
当初、ランチタイムは定食メニューのみでスタートしましたが、特に来店客がタイ人で占められる郊外の店舗では昼からグランドメニューを食べたいというお客様からのご要望が強く、現在では昼からグランドメニューを提供するようになりました。ランチタイムの定食メニューをやめるのではなく、逆にグランドメニューに定食メニューを追加しました。
【人気メニュー】
やはり刺身・寿司などの海鮮メニューが人気ですが、蟹メニューを充実させた狙いが当たりました。「豪快!!蒸しタラバ蟹」は 999バーツ(約3,000円)という高額にもかかわらず郊外店でもよく出ています。あと、チーズと明太子がたっぷり入った「ポテト明太子焼き」139バーツも女性に人気のメニューです。
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