現在タイは「中進国の罠」から抜け出すことを国を挙げて目指しています。
中進国の罠とは、安い人件費でモノを作り、輸出して経済成長を遂げた発展途上国が、先進国に向かうまでにぶつかる壁を指します。
経済成長をするにつれて人件費も上がった現在、単なる安い人件費をいかした低機能な製品ではなく、より高度な技術を用いた製品を作らなければ今後のさらなる経済成長は望めません。
タイは現在、人件費が安いわけでもなく、(カンボジアやミャンマーではタイの半分、またはそれ以下の給与水準です)先進国のような技術もないという、先進国入りする過程で直面する経済が停滞しがちなフェーズにさしかかっているのです。
このような背景により、タイはASEANの中では相対的に低い経済成長率にとどまっているとされています。
BOI(タイ投資委員会)HPより
少し後ろ向きな話になってしまいましたが、タイは現在もこれからも日系企業にとって重要な拠点であり続けることは間違いありません。
タイの市場をしっかりと把握し、ビジネスプランを立て、現地に精通したパートナー企業あるいはコンサルタント企業を味方につければ、成功しやすい市場であると思っています。
次回以降では、よりテーマを絞って具体的な話をしていきます。
引き続きよろしくお願いいたします。
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