「タイ コーヒー ティー&ドリンク2022」が、バンコクの大型イベント会場バイテックにて8月25~28日に開催されました。
カフェ好きの多いタイでは人気の見本市です。
共同開催の「タイ ベーカリー&アイスクリーム2022」と併せて多くの来場者で賑わった同イベントをご紹介いたします。
「タイ コーヒー ティー&ドリンク2022」、「タイ ベーカリー&アイスクリーム」は、お店のオーナー、小売業者、ホテル経営者、ケータリング業者、バリスタ、パン屋、そしてコーヒーとアイスクリームの愛好家などに向けて、機器、用品製造業者、流通業者が新製品をアピールする場となっています。
展示だけでなく、コーヒー・ベーカリー・紅茶・ジェラートのワークショップ、バリスタコンテストなど、さまざまなアクティビティが行われます。
イベント名:Thailand Coffee Tea & Drinks 2022
会場:BITEC, Bangkok, Thailand
共同開催:Thailand I Bakery & Ice Cream 2022
主催:Kavin Intertrade Co., Ltd.
日程:2022年8月25 〜28日
URL:https://www.thailandcoffee.net/en/
BITEC(Bangkok International Trade and Exhibition Centre)
BTS(スカイトレイン)バンナー駅から歩道で直結
駐車場は4030台収容可能
筆者が訪れたのは平日の午後でしたが、多くの来場者で賑わっていました。
カフェ・スイーツ系のイベントは、試飲試食ができることもあり人気です。
各ブースではサンプリングが行われ、会場全体がコーヒーのいい香りに包まれていました。
タイでは今キャンプが人気だからか、写真のようなキャンプ場風のブースが設けられていました。
ライブ演奏が行われていたので、音楽とともにバーチャルな屋外を楽しんでいる方が大勢いました。
日本ではあまり知られていませんが、イタリア・ミラノのエスプレッソマシンメーカー「ロケット」のブースが出展していました。
おしゃれな上に名機として知られる各マシンは、日本円で15万円くらいからでした。
タイランド・ナショナル・バリスタ・チャンピオンシップ2023の予選第1ラウンドが行われ、イベントに活気を与えていました。
バリスタのワークショップでは、オーディエンス席がすべて埋まる盛況ぶりで、タイの若者が憧れる職業の1つであるカフェ業界の人気の高さがうかがえます。
今回、ブースの出展比率が以前に比べて高かったのがお茶関連。
特にタイでは日本食とともに日本のお茶が人々に浸透しており、抹茶味のドリンクなどはコンビニでも多くの種類が売られています。
ただし、日本人が飲むような無糖ではなく、甘い抹茶味のラテという感じのものがほとんどです。
近年は本物志向が強くなっているので、本格的なお茶も好まれる傾向にあります。
タイでは2022年6月9日、大麻が規制薬物のリストから除外され家庭栽培が解禁されるなど、大麻の規制緩和が進んでいます。
街中でも大麻入りの食べ物や飲み物を多く見かけるようになりました。
ですが、解禁されたのは医療等を目的とする使用や栽培で、引き続き娯楽目的は認められていません。
もちろん、公共の場で大麻を吸引することなども禁止されています。
今後大麻入り商品の産業がどれほど成長するか注目されています。
※編集部注:日本では大麻取締法に基づき大麻の所持などが禁止されているため、国内に持ち込もうとすると、同法の処罰の対象となる。また、国外において大麻をみだりに栽培・所持・譲り受け・譲り渡しなどをすると罰する規定があるので、罪に問われる場合も。
毎回、業界関係者だけでなく、一般の来場者も多いことからタイにおけるカフェの人気の高さを感じます。
今回お茶のブースが増えてきたことと、大麻入りの商品が登場したことで、今後さらに種類の多様化が進みそうです。
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