ついにアマゾンがシンガポールに上陸。
日本ではアマゾンのお世話になりっぱなしという人も多いのでは。
そんな、もはや生活に欠かせないサービスとなったアマゾンがついにシンガポールでも7月26日からサービスをスタート!
今までは、シンガポールでのネット通販といえば、東南アジア最大手でアリババ系列のラザダとイージーバイだったが、ここにアマゾンが加わることに。
今回、シンガポールで提供されるのは「Prime Now」という会員向けの短時間で配達するサービス。
専用アプリ、Prime Nowを使って注文した商品を会員向けに2時間以内に届けるというもの。
取り扱い商品は電子機器、家電、雑貨、スポーツ用品、食品など数万点とされる。
今回アマゾンはオープンにあたり、ジュロン工業地区に自社のフルフィルメントセンターを新設。
注文の受付から配達までを一貫して行い、全ての商品はここから出荷される。
23区と同じ広さしかないという狭いシンガポール島内だからこそこの2時間以内に届けるということが可能なのだろう。
ライバルのラザダもイージーバイもシンガポール国内ではなく、中国からの出品が多いため、値段は安くても送料やエージェント料がかかったり、配達がかなり先になったりすることが多い。
その点、アマゾンは送料も注文金額によっては無料なうえにエージェント料もないので、かなりの強みになるのでは。
現在は40ドル以上の注文なら、目玉の2時間配達サービスが無料になる。
(もし注文金額が40 ドルに満たない場合は、送料として5.99 ドルかかる)
ただ、これはオープンにあたっての期間限定のもので、このオープン記念の無料サービスがいつ終了するかについては明示されていない。
商品ラインアップの中で特に強化していると言われているのが食品。
もともと食品のネット通販は盛んなシンガポール。
ネットスーパーや買い物代行など、ネットで食品を購入する手段は多いが、そこに新たな選択肢としてアマゾンも仲間入りすることになる。
その中でも、オンラインストアのレッドマートが一番のライバルと見られている。
レッドマートはアマゾン上陸にあたり、会員向けのサービスをスタートしたり、物流を強化したそう。
実際、街中でもバスの車体やビルボードなどでレッドマートの広告を見ることも多い。
このサービスは、専用のアプリ「Prime Now」で行い、パソコンからの注文は不可能。
さすが、スマートフォン普及率が100パーセント以上のシンガポール!
日本で「Prime Now」のアプリを使っていた場合、アプリ自体はそのまま使える。
ただし注意したいのは、amazon.co.jpのアカウントではなく、amazon.comのアカウントが必要だということ。
もし、持っていない場合はまずアカウントを取得しよう。
Prime Nowを開き、住所とクレジットカードなどの支払い手段を登録してスタート。
まずは、なにがあるか品揃えをチェック。
面白いのはカテゴリーページの一番上が「ローカルフェイバリット」というもの。
どんなものがあるのだろう、と中を覗いてみると、このような確かにシンガポールらしいものが並ぶ。
そこに続くのはベビー用品のカテゴリー。
日本でもおむつなどの育児系の消耗品をAmazonファミリーなどでプッシュしているので、これはシンガポールでも同じよう。
ただ、どうやらカテゴリー自体も、広告やスポンサーが入っているようで、現在はサムソンが1つのカテゴリーとして上位にあるが、少し前まではタイガービールだった。
今回は、通常のスーパーと比べたいので食品を中心に注文。
全般的に品数は少ない印象。
レッドマートと比べても商品は少ない。
たとえば、牛肉など肉の1サブカテゴリにつき13から15商品しかない。
ただ、必要最低限なものは揃っているので困ることはなさそう。
価格は、地元の普通のスーパー(Fair Price)よりやや安く、市場(リトルインディアやチャイナタウン)と同じくらいのイメージでリーズナブル。
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