ダナン発祥の「7 Bridges Brewing Co.」(通称「セブンブリッジ」)は、ダナンやホイアンだけでなく、ハノイやホーチミンでも販売を拡大しているクラフトビール会社です。
2017年には、ダナンにセブンブリッジの各種ビールを生で飲める自社タップルームもオープンし、ベトナムで注目を集めるベンチャー企業の1つです。
今回は「セブンブリッジ」にてCOO(最高執行責任者)を務める日本人女性、牛見さんにインタビューをさせて頂きました。
記者:牛見さんの簡単な経歴を教えてください。
牛見氏:大学院卒業後は東京の環境コンサルタント会社にて生体調査をしていましたが、途上国での支援に携わりたく、2006年から青年海外協力隊としてベネズエラの小さな村でゴミやリサイクル等、環境問題の啓蒙活動を行っていました。
その後は、ずっとJICA関連のプロジェクトに携わり、東京本部での勤務を経て、ハノイにプロジェクト専門家として派遣され、ハノイを拠点に6年間ほど活動していました。
JICAのプロジェクト終了を機に、2017年にクラフトビール会社「セブンブリッジ」に入社し、現在はCOO(最高執行責任者)として、セブンブリッジの経営全般に携わっています。
記者:ベトナム進出のきっかけは何ですか?
牛見氏:学生時代にハノイのNGO団体でインターンをしていました。
その後も度々ベトナムには縁があり、JICA時代も開発支援に携わる者としてやりがいのある国だと感じていました。
また、2016年に娘と共にオーストラリアへの移住を考えていたのですがビザが取得できず、そんな時に友人がクラフトビールの会社に投資している話を聞き、元々ビールも好きだったのでアメリカ人CEOのスタンリー氏に直接会い、「セブンブリッジ」への入社が決まりました。
記者:何故この立地を選びましたか?
牛見氏:川沿いのバクダン通りは昔ながらのお店が連なっているのに対して、チャンフンダオ通りは新しいお店も若者も多く、将来性を感じてこの立地を選びました。
また、「セブンブリッジ」のビールのラベルとなっている「橋」がこの場所から3つ見渡せること、会社のテーマの「橋」にフィットしていることが理由です。
記者:営業時間を教えてください。
牛見氏:16:00-深夜までです。
記者:どの様なお客様がいらっしゃいますか?
牛見氏:6割が在住欧米人、3割が観光のお客様で1割がローカルのベトナム人です。
記者:人気メニューBEST3を教えてください。
一番人気は、タップルーム限定のシーズナルビール(250ml65,000VND、350ml80,000VND)です。
タップルームで醸造した出来立てのクラフトビールを生でお楽しみいただけます。
ボトルでは、インペリアルIPA(85,000VND)が人気です。
アメリカンホップとヨーロピアンホップを使用した、バランスの取れたIPAです。
アルコール度数が高いのですが、とても飲みやすく、ホップの風味が楽しめるビールです。
女性に人気なのは、サンセットヴァイツェン(85,000VND)です。
オレンジピールとコリアンダーシードを使用した小麦系ビールで、食事にもよく合います。
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