地元民と観光客、両方に愛されるお店とは?
マレーシアはマレー系、中国系、インド系、と主に3つの人種が混在している多民族国家であるというのはよく知られた話。
だからこそ、海外から来た私たちは、それぞれの特色を生かした美味しい料理を味わうことが出来るんですね。
もちろんクアラルンプールのような都会では、イタリアン、フレンチ、和食など沢山のお店が点在しています。
店構えや内装、もちろんサービスや味も素晴らしく(その分お値段はしますが!)さながら異国にいるかのような気分が味わえるのもこれらのお店です。
しかし大抵、そういった店は観光客などで占められており、地元の人が通う店かというと、そうではありません。
では、ローカルも観光客も上手く客層に取り入れている店というのはどんなお店なのでしょうか?
ここクアラルンプールには、地元の人がこよなく愛するお店でありながら、観光客の集客にも成功しているお店が数多くあるんです♪
今回は、インド料理の人気店と中華料理の人気店を比較して、人気の秘密を考察してみたいと思います!
東の雄はインド料理、「Restoran Nagasari Curry House」!
場所はBukit Bintangにある繁華街の中でも、お洒落なバーやスペインバルが並ぶストリートに位置します。
このBukit Bintangはクアラルンプールの繁華街なので、いつも観光客でごったがえしています。
また、この辺りで働くローカルの人も多いので、いつも観光客や会社員、インド系のローカルなど多くの人で賑わうそう。
このお店の魅力は、マレーシアの朝食の定番と言われる「ロティ・チャナイ」が堪能できること!
ロティ・チャナイとは、薄生地のクレープ仕立てのものにサラリとしたカレー(3種ともまるで濃厚なカレースープのよう)をつけて頂くもの。
生地も軽く、サクサクと食が進み、あっという間に完食出来てしまいました♪
このロティ・チャナイは、なんと3リンギット(約80円ほど)から食べる事ができ、色んな種類が楽しめます。
おやつ代わりになるバナナを挟んだ生地もあり、これがまた甘くて美味しいんです!
朝食だけではなく、おやつ時や夕食前の軽食としても人気があるようですね。
わたしはヨーグルトラッシーと一緒に頂きましたが、これは甘くないので、辛めのカレーともおやつ風味の甘いものともよく合います。
他国のガイドブックにも紹介されているようで、観光客も一定数入っているのが見受けられました。
近場にバーやバルが沢山あるので、飲みに行く前に立ち寄れるのも強みかも知れません。
店員さんも日本語や英語で話しかけたり、お客さんとのコミュニケーションもバッチリな様子。
もちろん本格的なインド料理も用意されているので、夕食に定食やカレー、その他のインド料理を味わうのもおススメです。
Restoran Nagasari Curry House
住所:Jalan Nagasari,Golden Triangle,Kuala Lumpur 50200,Malaysia
Tel:01-2221-3937
西の雄はチャイナタウンに位置する「NAM HEONG」!
このお店は、日本のガイドブックやブログでもよく紹介されている有名店。
チャイナタウンは観光客が訪れる有名スポットなので、必然的に美味しい店には多くの人が殺到します。
「NAM HEONG」で人気のメニューは、南飯鶏飯(チキンライス)と言う、シンガポールでも人気のローカル飯♪
早速お店に向かいますが、ここチャイナタウンはぶらぶらするのにとても楽しい場所。
ココナッツクッキーや甘栗などのスイーツも豊富に売られていますし、露店では色鮮やかな果物がたくさん並べられています…
まさに食の宝庫!って感じなんですよね。
チャイニーズの食に対する貪欲さに感心しながら散歩していると、看板が見えて来ました!
入口には日本語のガイドブックのページが貼られていたりと、やはり観光客にはとても人気のよう。
11時半ごろにお店に到着すると、中はぎっしり客で埋められていました。
幸いなことに、すぐに一人用のテーブルに通してもらい、茹でチキンにライスをつけてオーダーしました。
(おばちゃんが親切にチキンに添えるソースを作ってくれました!)
ショウガと辛みソース、ソイソースを混ぜ合わせたものを茹でチキンの上にかけながら頂きます。
柔らかく、まろやかなチキンの味に特製ソース、これがたまらなく合うんです!
見た目以上に絶品の味でした。
海外でこのような美味しいローカル飯は、なかなか見つけようとしても難しいんですよね・・・当たり外れもありますし。
このお店の味が日本人の口に合うと感じるのは、スープのだしが良い具合に浸透しているからでしょうか。
チキンライスとスープも、後からじわじわと美味しい余韻が残ります。
チャイナタウンは観光スポットなので集客は簡単かと思われますが、そうではないようです。
他にもチキンライスを看板に掲げている店は沢山ありましたが、ここほどにぎわっていませんでした。
やはり人気の決め手は「味」と「清潔な店内」または「サービス」のようですね。
特にお店のスタッフの方はテキパキとお客さんをさばき、メニューの説明からお会計までそつなくこなされていました。
NAM HEONG
住所:56 Jalan Sultan,50000 Kuala Lumpur
Tel:03-20785879
結果は優劣つかず・・・どちらも名店!
実際にお店を訪れてみて感じたのは、どちらも味のレベルが非常に高かったことと、店内がわりと清潔で、スタッフの対応が良かったこと。
ローカル店から観光客にまで客層を広げるにはお店の努力もありますが、やはり何といっても口コミの力が大きいのでしょう。
どちらもクアラルンプールに行った際には是非訪れて頂きたい名店です。
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