マレーシアでアジア中の料理が安く食べられる人気フードコートをレポートします。
今回レポートするのはマレーシアの中心駅、KLセントラル駅直結のショッピングモールにあるNUセントラルのフードコート「Quizinn Foodcourt」です。
昼食時には、満席になって席が見当たらないほど人気です。
国別では、日本、韓国、香港、シンガポール、タイ、インド、マレーシアの料理があります。
各店舗平均20ほどの様々なメニューがあり、フードコートにある店舗数は15ほどあるため、メニューの選択肢は300ほどあります。
その他には洋食(ステーキ、ハンバーガー、ラザニア、スパゲッティなど)、サラダ専門店、フルーツジュースなどのジュース専門店、日本のソフトクリーム専門店があります。
同じNUセントラルにある他の店舗メニューは平均20リンギット(約540円)ほどです。
それと比較すると、最も安いメニューのタイ料理カオマンガイで約7リンギット(約189円)、平均すると10リンギット(約270円)で食べられるため魅力が大きいようです。
10リンギットで食べられる安い料理は、マレーシア料理、タイ料理、シンガポール料理など東南アジアの料理やインド料理など現地のインド系住民にも馴染む料理がほとんどで、日本料理や韓国料理など東アジアの料理やハンバーガーやステーキなどの洋食になると、平均13リンギット(約351円)ほどするので少々高くなってしまいます。
ただ、タイなど他の東南アジアの国と比較すると、日本料理がこの価格で食べられることは大変珍しいです。
その分、フードコートなのでクオリティも劣ります。
「Quizinn Foodcourt」の平日の昼にはKLセントラルで働いているオフィスワーカーがほとんどで、残りは地元住民です。
観光客のような人はあまり見かけません。
やはり人種ごとに食べる料理の選択も異なるようで、マレーシア料理の店にはマレー系が並び、インド料理の店にはインド系の方々が並んでオーダーをしています。
日本食や韓国料理など他の料理については人種関係なく色々な方が注文していました。
ちなみに日本食は人気で、昼食時の繁忙時間帯になると10人くらい列に並ぶこともあります。
レシピは日本の本場の味とは異なりますが、ポン酢や醤油など日本の調味料を使っており、全てのメニューに緑茶もあるため、海外暮らしの日本人にとっては十分日本の味を堪能できるかと思います。
ただクオリティは、同じく日本食でチェーン店の大戸屋などには劣ってしまいます。
鉄板チキンなど炒めものメニューでは油を多く使っていること、親子丼にほとんど卵が入っていないことがあるなどのクオリティ面の問題点があります。
日本食なので日本人も見かけるかと思いましたが、NUセントラルで日本人を見かけることはあまりないため、こちらのフードコートで日本人や日本食を食べている方々を見ることはほぼありません。
「Quizinn Foodcourt」の価格帯や、メニュー、クオリティ、顧客層などを参考にして、ぜひ出店戦略を練ってみてください。
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