バンコクでは、新型コロナウイルス第3波の新規感染者数が増加の一途を辿っていることから、6月28日より飲食店での店内飲食の禁止などを含んだ規制の強化に踏み切りました。
つい2週間前に規制緩和されたバンコクの飲食業は、再び厳しい状況を迎えることとなってしまいました。
今回の規制強化の内容や、28日の規制開始当日のバンコク中心部の様子をお伝えいたします。
バンコクの日本人街トンローで4月5日に発生したクラスターによってタイ全土に広がり、未だに収束するどころか新規感染者が増加を続けている新型コロナウィルスの第3波。
6月29日ではタイ全体の新規感染者数は4,662人、地域別ではバンコク都が1,692人で最多となっています。
その他ではやはりバンコク近郊の県が多く、バンコク都南部に位置するサムットプラカーン県で600人以上、バンコク都と西で隣接するサムットサコン県で300人近くの感染者が出ており、第3波発生当初からの傾向は変わっていません。
6月28日、再びバンコクの規制が強化されました。
期間は7月27日まで、もしくは新たな規制または緩和が発令されるまで適用となります。
主な内容は以下の通りです。
・都内の工事現場、移民労働者の宿泊施設などの閉鎖
・飲食店の店内飲食を禁止。レストラン、ショッピングセンターなどに入居する飲食店、路上の飲食店、移動販売、歩き売り、市場、定期市、水上市場、これらの類似施設を含め、持ち帰り用の飲食物の販売のみ認める
・デパート、ショッピングモールの営業は21時までとし、その内部の劇場、映画館、ウォーターパークの営業は禁止。休憩場所では物理的距離を拡大
・ホテル、展示会場、会議センターなどの営業は認めるが、会議、セミナー、宴会の実施は禁止
違反者に対しては、下記のように告示されています。
・感染症法に基づき、1年以下の禁錮ないし10万バーツ(約34万7,000円)以下の罰金、またはその両方が科せられる。
また、非常事態令に基づき、2年以下の禁錮ないし4万バーツ(約13万8,800円)以下の罰金、もしくはその両方が科せられる
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