サイアムパラゴンの催事イベントをのぞいてみた！

日本のデパートで実施されている北海道物産展や京都物産展などの催事。
バンコクのデパートではどのような催事が行われているのか？
今回はバンコクで最大級の集客力を誇るサイアムパラゴンの催事イベントをのぞいてみました。

11月6日、日曜日のサイアムパラゴングランドフロア。
10月28日から催事コーナーで開催されているフライ＆グリルフェアは、10月13日にタイのプミポン国王が崩御され、国民をあげて喪に服している期間であり、フェアの文字が取られ「フライ＆グリル」として開催されています。
キッチン、販売スタッフのユニフォームは黒で統一、宣伝用の動画も白黒に規制され、呼び込みが出来ずBGMも静かな曲が流れるなど、喪装モードでの開催となっています。

バンコク全般の飲食店事情を、バンコク中心部に飲食店の顧客を抱えるサプライヤーから聞くと、10月13日の国王崩御から10月中は発注が30％〜70％ダウンといった厳しい状況が続いていましたが、10月28日の週末から正常に戻りつつあるようです。

フライ＆グリルには、21店舗の様々なテナントが出店していますが、半分以上は催事イベントの出店を専門的にやっているイベントに手慣れたテナントです。
サイアムパラゴンでは２週間に一度の割合で催事イベントを開催。
タイの地方フェアや、ヨーロピアンフェア、アセアンフェアなどが開催されていますが、中でも日本をテーマにしたイベントは根強い人気のようです。

今回のフライ＆グリルに出店している人気店をご紹介します。

BANGKOK-S BABY OCTOPUS TAKOYAKI

紹介する写真の通り、一つのたこ焼きにイイダコが丸ごと入ったたこ焼きです。
バンコクでは1年ほど前からよく催事で見かけるようになり、見た目のインパクトから、インスタグラムやFacebookにもよくアップされている今話題のメニュー。
話題についていくためにもとりあえず一度は食べてみたいと思わせる商品で、３個110バーツ（330バーツ）というお求め安い金額なこともあり、連日行列の出来る売上ナンバー１の人気店になっています。

Say Cheese

伸びるチーズが入ったチーズボム＆フライ。
ネットで検索すると「オランダコロッケ」でヒットするこの商品とフレンチフライに３種類のチーズとピザソースをかけて販売しています。
チーズ好きのタイ人や欧州からの観光客などに人気があるようで、２位３位を争う人気店となっています。

Orange Fresh

21テナント中、唯一のドリンク商品ということもあってよく売れています。
一種類のフレッシュなオレンジジュースをいろんなボトルに詰めて販売。
毎日一人の女性従業員だけでオペレーションしている、実は全テナント中で一番利益を出しているお店かもしれません。
東京の地下鉄の駅などでみられるようなミキサーで作るフレッシュジュースの販売店などを出店すれば人気が出るかもしれませんね。