ホーム >  タイ > 【タイ】3年連続水かけ禁止のソンクラーン2022〜バンコク中心地のショッピングモールレポート

【タイ】3年連続水かけ禁止のソンクラーン2022〜バンコク中心地のショッピングモールレポート

  • 友だち追加

世界的に有名な水かけ祭り「ソンクラーン」は毎年4月、タイの真夏に行われます。
水のかけ合いに参加しようと、祭り期間中は各国から多くの観光客が訪れますが、今年も新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、3年連続で水かけは禁止のソンクラーンとなりました。

水かけは禁止となりましたが、バンコク中心地のショッピングモールではソンクラーンらしいセットが設けられ、お祭りらしさを味わうことができました。
そんな都心地のソンクラーンの様子をレポートいたします。

ソンクラーンについて

ソンクラーン時期になると、いろいろな場所で水鉄砲が販売される



ソンクラーンはタイの旧正月で、以前は旧暦における4月の中盤あたりでしたが、現在は4月の13~15日を祝日にして固定されています。

世界各国から多くの観光客が訪れるほど有名にしたのは、日本でもよく紹介されている水のかけ合いです。

本来、家族で仏像にお清めの水をかける静かな行事だったソンクラーンですが、どんどんエスカレート。
いつしか、派手に水をかけ合う祭りとして発展しました。
同時にイベントなどが行われるため、世界中から多くの観光客が訪れるタイの観光において最大の目玉となっています。

バンコク中心地の各モールの様子

水のかけ合いは禁止となりましたが、バンコクの各有名ショッピングモールではソンクラーンらしい装いで来店客を迎えました。

 

<アイコンサイアム>

バンコク中央部を南北に流れるチャオプラヤー川沿いに位置し、サイアム髙島屋が入居する巨大ショッピングモール。

モール前広場には、ソンクラーンの豪華なセットが組まれていました。

仏像が置かれ、来場客が水をかけてお参りします。

館内にも祭壇が設けられ、その両脇にはお参り用の鉢が置かれています。

受付で100バーツ(約372円)払って、賽銭となるタイの小銭がたくさん入った杯を受け取り、順に鉢に入れていきます。
よく見かけるお参りの仕方は仏像に水をかけたり、金箔を貼ったりなので、このようなやり方は珍しいかもしれません。

マーケットのフロアでは、多くの出店が並んでいて大変な賑わいでした。

 

<サイアムパラゴン>

バンコクの若者文化の流行発信地、サイアムにあるショッピングモール。

モール前広場にフードなどのブースができており、お祭りらしさがあります。

館内には仏像が並んでおり、来店客が順に仏像に水をかけてお参りしていきます。

 

<セントラルワールド>

バンコク最大のショッピングタウン、チットロムにある大型ショッピングモール。

モール前広場にテントがたくさん出ており、食べ物から雑貨までさまざまな物が売られていました。

豪快なお肉の煮物が目を引きます。

ソンクラーン時期には、アロハシャツを着るのが1つの特徴です。
ソンクラーンが近くなると、あちこちでアロハシャツを売っているのを見かけます。
こちらでは、柄が細かくおしゃれなものを販売していました。

 

<エムクオーティエ>

バンコクの日本人街、スクンビットの中でも最も日本人が多く集まるプロンポンにあるショッピングモール。

2棟ある建物の真ん中が中庭のようになっているのですが、テントが並び、マーケットになっていました。
カフェも盛況で、大変な活気。

違反して水をかけ合う

公共の場では、タイ政府によって水かけが禁止されているにもかかわらず違反して水をかけ合ったところがありました。

バンコクの水かけまつりの会場として最も有名なカオサンロードです。
ソンクラーン初日の13日、外国人観光客などが水鉄砲で水をかけ合ったことから、警官が出動する騒ぎになりました。

また、タイ南部のリゾート地であるプーケットでも同様の事態が。
多くの観光客が訪れるパトンビーチの近く、プーケット最大の繁華街であるバングラ通りでも水鉄砲で水かけを行ったようで、動画が拡散されました。

逮捕者についての報道は特に見かけなかったので、水鉄砲没収や注意で終わったようです。
ある程度は大目に見られたのかもしれません。

まとめ

猛暑の中のソンクラーンですが、今年はショッピングモールなどの涼しい会場で過ごした人たちが多かったことでしょう。

お寺などでは、仏像に水をかけて本来のソンクラーン行事を行う家族連れなどが多く見られた模様です。

さすがに3年連続の禁止が我慢できず、違反して水かけをする人も出た今年のソンクラーンですが、来年はこそは堂々と水のかけ合いができる状況になっていることをみんな望んでいることでしょう。

※1タイバーツ=約3.72円で換算



この記事を書いた人(著者情報)

ノイ

バンコク在住です。

企業のWebコンテンツ制作、グルメ記事の取材と執筆、またマーケティング関連に携わっています。

  • 友だち追加
海外展開にご興味ある方は
なんでもお気軽にご連絡ください。
> 24時間受付OK> 24時間受付OK

メインメニュー

教えてASEANコラム

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ
WEBでのお問い合わせ

人気記事ランキング

新着記事

国別で記事を探す

おすすめキーワードで記事を探す

ライター紹介

G-FACTORYグループは、ASEAN進出を目指す飲食店オーナー、
外国籍人材の採用を検討している飲食店様を全面サポートいたします。