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【タイ】5月1日よりワクチン完全接種を条件に隔離・検査なしでタイ入国可能に

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タイで5月1日より新たな新型コロナの規制緩和があり、よりタイ入国がしやすくなりました。
タイ政府は2022年7月に新型コロナウィルスのエンデミック(一定の周期で繰り返される流行。風土病)への移行を目標に掲げており、段階を追って規制緩和を行っています。

今回の規制緩和は、ワクチン接種を条件に隔離なしを試験的に行ってきたタイ入国プログラムであるTest & Goの撤廃で、入国初日の医療機関と連携している宿泊施設の予約や5日目のRT-PCR検査(※1)がなくなりました。
ワクチン完全接種(タイ保健省が許可承認するワクチンを規定回数接種完了していること※2)を条件に、隔離や検査なしでタイ入国初日から自由行動が可能です。

(※1)より正確な結果が得られるとされているDNAレベルの検査。新型コロナウイルスはDNAを持たず、遺伝情報はRNAという核にあるため、RNAをもとにしてDNAを増幅させるRT-PCR法という検査方法で検出する。日本で新型コロナウイルスの検査方法として知られている「PCR検査」は、このRT-PCRでDNAを増幅させる過程をリアルタイムで観察する「リアルタイムRT-PCR検査」が主流。

(※2)編集部注:ワクチンの種類および規定回数は在東京タイ王国大使館の「2022年5月1日以降にタイ渡航予定のタイ国籍を有しない方 の入国手順」参照

新しいタイ入国のための条件

タイランドパスの登録画面



5月1日からのタイ入国のための条件は、大まかにいえば、

ワクチン完全接種していることと、タイでの1万米ドル以上の補償範囲を持つ医療保険に加入していることです。

これらの情報を、タイランドパスのホームページから渡航予定の7日前までに登録し承認をもらいます。

入国に関する主な条件の概要は以下の通りです。

 

《ワクチン完全接種している場合》

規制緩和後5月2日のスワンナプーム国際空港の出発ロビー。多くの旅行客で賑わう

・タイランドパスに登録

・パスポート、ワクチン接種証明書

・最低1万米ドル補償範囲を持つ医療保険証

タイに到着後の新型コロナの隔離、検査は不要。

 

《ワクチン未接種または、ワクチン接種が完全でない場合》

規制緩和後5月2日のスワンナプーム国際空港。到着ゲートで旅行者を待つ人

オプション1 -検疫の免除
渡航前72時間以内にRT-PCR検査結果が陰性である旅行者が対象。

・タイランドパスに登録

・パスポート、RT-PCR 検査の陰性証明書

・最低1万米ドルの補償範囲を持つ医療保険証

タイに到着後の新型コロナの隔離、検査は不要。

オプション2 ー検疫隔離
出発前72時間以内にRT-PCR検査結果を取得できない旅行者、または検疫隔離を希望する旅行者が対象。

・タイランドパスに登録

・パスポート、代替検疫(AQ)ホテルの5泊分の予約(1回のRT-PCR検査を含む)などの必要な書類

・最低1万米ドルの補償範囲を持つ医療保険証

AQホテルでの5日間の隔離期間中、4〜5日目にRT-PCR検査を受ける必要があります。

ゾーン区分は2種類のみとなったタイ

バンコク中心部アソークのパブ・レストラン。政府の認証を受けておりアルコール提供が可能

 

新型コロナの感染者数に基づいたゾーニングは、感染リスクの高いレッドやオレンジがついに消え、現在はブルーゾーンとイエローゾーンのみとなりました。

各カラーの規制内容は割愛しますが、両ゾーン共に政府の認証を受けた飲食店では、店内でのアルコール提供が許可されています。

また、飲食店の営業時間は23時から24時までに延長されました。

バーやパブなどのアルコール提供を主体とした飲食店は引き続き営業禁止ですが、これらの店舗も飲食カテゴリーの許可をとってレストランとして営業しており、ほぼコロナ禍前に戻っているのが現状です。

まとめ

4月のタイの旧正月ソンクラーンで一気に新規感染者数が増加すると予想されましたが、思いのほか爆発的には増えませんでした。
このままの減少傾向が続けば、6月からはわずらわしいタイランドパス撤廃になるのではないかと予想されます。

そうなると、タイ入国が格段にしやすくなるため、観光客もより多く訪れるのは間違いないでしょう。



この記事を書いた人(著者情報)

ノイ

バンコク在住です。

企業のWebコンテンツ制作、グルメ記事の取材と執筆、またマーケティング関連に携わっています。

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