初の飲食店経営へ

ー　独立のきっかけを教えてください。
独立する約4年前の2009年、スパイスロードの子会社である株式会社サイアムフードインターナショナルの副社長として大手町（東京都千代田区）の店舗の立ち上げに携わっていました。その時に経営や店舗運営のいろはを学んだことで、独立という想いが強くなっていきました。実は立地開発を行っていた頃から、オフィス街で挑戦したいという想いを密かに持っていたのです。オフィス街の物件に空きが出たことをきっかけに、独立を決断いたしました。

ー　オフィス街での出店はいかがでしたか？
初出店は日本橋（東京都中央区）だったのですが、10席ほどの狭い店内でしたので、他店との差をつけるように意識していました。例えば、場所柄、ランチタイムなどは特にお弁当の需要が高いのですが、できあいの冷めたものだと味気ないですよね。なので、「オーダーをいただいてからお弁当を作る」ということを売りにしていました。

ー　なるほど。2015年には現店舗の赤羽（東京都北区）へと移転をなさっています。
そうなんです。物件の契約の関係で立ち退きを余儀なくされ、知人に紹介してもらった現在の場所へと移転をしました。日本橋は路面店だったため、2階の店舗への移転は少し挑戦でもありましたが、女性のお客様のご来店が多くなったり、タイが好きな方・タイ料理店の方やタイ研究家など「タイに関連する方」にご利用いただいたりと、たくさんの方にご来店いただいております。

「タイかぶれ食堂」の夢・展望とは

ー　今後の展開を教えてください。
もともと雑貨などを販売する「小売業」に興味があったため、もう1店舗構えるチャンスがあれば、タイ雑貨のお店を開きたいと考えています。現在は、お店の一角でタイから持ち帰った雑貨を販売していますが、それを専門店にまで拡大したいと考えています。

ー　最後に、夢を教えてください！
いずれはタイ料理店を海外に出店したいですね。たくさんの方にタイ料理を知っていただくために、これからも挑戦していきます。

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