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【TOP INTERVIEW】株式会社APRトレーディング 青木康明氏

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現地との違いを受け入れて商売をする

ー 海外進出して良かったこととは?
海外の旗艦店をつくったことで、食材、人材の行来が容易になったことです。実際にタイ人スタッフが日本の店舗で研修することもありますよ。会社の魅力などを再発見できるよう、今後は日本人社員がタイに行き、外国で自社の料理が受け入れられていることを実感してほしいです

ー それでは、大変だったことは?
たくさんありましたよ(笑)。1店舗目のときは5月に物件を借りて工事を開始したのですが、進捗が遅く、オープンは半年後の11月になりました。自分で手伝ったら感電しそうになったことも……。素人は、電気系の工事など、専門知識が必要な分野に手を出してはいけませんね。また、サラリーマン時代とは違い、経営に関する責任は全て自分。会社を存続させるために、「タイで商売をさせていただいている」という感覚を強く持ち、現地の文化、考え方を受け入れて対応方法を試行錯誤するようになりました。

看板メニュー「ジンギスカン」

ー 海外進出を計画している方に向けてアドバイスをお願いします。
その国を好きになることが最重要ですね。自分は大変な出来事が起こった時も、いつでも明るいタイ人にすごく救われました。そんなタイ人や現地で出会った方々のおかげで、タイが好きになり、商売を始めました。
また、郷に入れば郷に従えと言われるように、最初は経営者自らが現地に渡ることで、その国ならではの商習慣に対応できるようになるとベストです。また、現地に行けない場合は、国内で優秀な人材を派遣できるかが重要なポイントになってくると思います。

青木氏の夢・ビジョンとは

ー 国内でも複数店舗展開されているとか。
国内では、北海道の食材やお酒を提供する居酒屋やバーなど、コンセプトの異なる業態で25店舗ほど運営しています。また、前述したように、海外ではタイで「北海道寿し居酒屋えぞや」「ニッカバー余市」「北海道グリル 焼肉&ジンギスカン えぞや」の3店舗を展開しています。

ー 今後の展開とは?
タイでのニッカウヰスキーの知名度を向上すべく出店したのですが、ローカルのお客様は全体の2割ほどとなっています。今後は既存3店舗のタイ人比率をいかに上げ、経営基盤を整えるかに注力していきます。

ー 夢を教えてください!
抽象的なのですが、「いい会社をつくって、いい経営者になること」です。当社はすすきの(北海道札幌市)が創業地なのですが、東京や大阪といった大都市からだけでなく、地方都市からでも世界に挑戦したいと考えています。また、同時に、世界からすすきのに遊びに来た方が、さらに満喫できるようなサービスを提供する人材を多く育てていきたいです。「ローカル企業でも世界に挑戦できる」という背中を見せるリーディングカンパニーになります!

店舗情報

店舗名 北海道寿し居酒屋えぞや
業態 居酒屋
店舗住所 720/19-20 Sukhumvi Rd.,(Between Soi 28-30),Klongtoey タイ王国バンコク 10110
電話番号 +66 2 258 6635
営業時間 平日16:00~21:00、土日12:00~21:00
URL https://apr-inc.net/
MAP
備考 他店舗 国内 25店舗
    海外 タイ2店舗
※他業態含む
この記事を書いた人(著者情報)

rin

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