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【TOP INTERVIEW】鬼金棒 三浦 正和氏

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行列が生み出すブランディング

 各地域への出店はスムーズに進んだのでしょうか?
台湾は、武蔵の台湾店の立ち上げに携わった台湾人の方だったので、特にトラブルはありませんでした。日本語が流暢で日本文化も大好きなので、ラーメンについても詳しい方です。ラーメンは
全て台湾の食材を使用し、ベースは当店の味としつつもアレンジしてローカライズしています。
また、2019年8月にオープンした香港のパートナーは、ホームページから問い合わせをいただきました。現地で日本食店を6店舗ほど運営されており、スムーズに話が進み、問い合わせからわずか1ヶ月で契約、3ヶ月でオープンしました。
それまでにも問い合わせをいただいた方と話を進めることがあったのですが、飲食店経営経験のない投資家や今後出店を希望していてまだ見通しが立っていない方などもいらっしゃり、出店にこぎつけることができませんでした。当社が求めるパートナー像には飲食店を経営している方が、マッチしていると感じています。

 その他に、パートナー選定において大切にされていることはありますか?
「組織力」のある方ですね。トップ同士の信頼関係を作るためにも実際にお会いしてどのような方か、人柄を知るようにしています。また、実際にパートナーが出店している店舗を、直接視察するようにしています。全世界が疫病に見舞われている今、パートナーとの繋がりが非常に大切です。

赤鬼と青鬼が出迎えてくれる「カラシビ味噌つけ麺  鬼金棒 台湾店」

ー 新型コロナウイルスの蔓延で海外店舗の管理が難しい状況です。改めてパートナーの大切さを感じられたのでは?
そうですね。海外
店舗については、台湾は新型コロナの封じ込めに成功しているため、あまり影響はなく、毎日行列ができるほど順調です。香港に関しては、新型コロナウイルス流行以前に頻発していた「香港国家安全維持法(※)」のデモの影響でオープン直後に一旦クローズを余儀なくされました。その後すぐに疫病が蔓延し、営業時間だけでなく席数制限もあり苦戦しています。
また、国内店舗に関しては、休業、営業時間短縮を行っていましたが、売上は前年とさほど変わりませんでした。当店は3割が外国人のお客様だったのですが、新型コロナで外国からの旅行客の来店がなくなったことは痛手でした。しかし、海外の方は麺をすすることが苦手なため、ラーメンを食べるスピードがゆっくりで、回転率は低めでした。外国人の来店客が減ったことで、日本人客が増え、回転率が上がったことが売上維持の要因だと考えています。

(※)中国政府による香港を統制するための法律

「鬼金棒」今後の夢、展望とは

ー 現在の店舗について教えてください。
「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」を国内に3店舗、海外には、台湾に3店舗、香港に2店舗展開しています。2017年にはJR東海とのコラボレーションとして、名古屋駅に1年間限定で店舗をオープンしたこともあります。

ー 今後の展開とは?
シンガポールに出店予定があり、現在パートナーと話を進めています。また、文化や生活習慣が似ている東南アジアを皮切りに、ラーメン業界に足を踏み入れるきっかけとなったオーストラリア、世界の中心地であるアメリカ、ヨーロッパなど全世界に展開していきます。

肉増しカラシビ味噌らー麵

ー 最後に「夢」は何ですか?
「世界中に鬼金棒のらー麵を通じて、たくさんの人々をHappyにしてもらえる仲間を作る」ことです。

今後もパートナーと組んで世界各国に勢力的に進出していき、仲間の輪を広げていきます。


店舗情報

店舗名 カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 中山店
業態 ラーメン店
店舗住所 中山北路一段94號
営業時間 12:00~14:00、17:00~20:30
URL https://www.facebook.com/kikanbotw/
MAP
備考 総店舗数 国内3店舗
     海外 台湾3店舗
        香港2店舗
※他ブランド含む
この記事を書いた人(著者情報)

rin

教えてASEAN編集部として日々経営者の方にインタビューさせていただいております!

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