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【カンボジア】プノンペンの本屋さん巡りで見えてきた、カンボジアの「読書」事情

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ネット社会が進み、スマホでニュースをチェックし、電子辞書で本を購入できるようになった近年。
便利な反面、それでもやっぱり紙の本が読みたい・・!
という衝動に時々駆られる方々もいらっしゃるのでは?
発展途上の東南アジアの国で、
「日本語の本が、それも紙で読みたい!」
といういささか無謀な衝動に駆られた筆者は、カンボジアの首都プノンペンで本屋さん巡りをしてみました。
果たして日本語の本は手に入るのでしょうか。
そして、カンボジアの本屋巡りから見えてきたものとは。
さっそくレポートいたします。

★MONUMENT BOOKS

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まずは、洋書を取り扱うプノンペンで一番有名な本屋さんへ。
入るとすぐに、新聞・雑誌のコーナー。
豊富な品揃えです。

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インテリアの雰囲気も良く、居心地の良い空間です。

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小説、トラベル、料理、写真集など、各ジャンルごとに陳列されています。

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カンボジアの風景のポストカードなども販売されていました。

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そして、ついに!
見つけました日本語コーナー。
た、たったの4冊・・・。

Monument Books & Toys
Address: 
111 Norodom Blvd, Phnom Penh, Cambodia
Hours: 7AM–8:30PM
Phone: +855 23 217 617
Facebook:facebook.com/monumentbooks

★PBC  (PEACE BOOK CENTER)

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一方、地元の大手本屋さんと言えば、ここ。
1階に文具コーナーを構え、カンボジア人でにぎわうお店です。

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2階へ上がると、広い店内に整然とした陳列。
これはかなり種類も豊富そうで期待できます。IMG_5377

英語の参考書多数。

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英語の子供の絵本も多数。

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カンボジア語の数字の数え方や、いわゆる「あいうえお表」的なものたち。
人体の臓器(あまりにリアルで写真は自粛)や魚や果物の表もありました。

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カンボジア語に翻訳された、日本でおなじみのマンガも!
日本のマンガが世界で親しまれているのは、なんだか嬉しいですね!

という訳で、残念ながらこのお店にも日本語の本はありませんでした。

PEACE BOOK CENTER
Address:Preah Monivong Blvd (93)
Hours: Open ⋅ Closes 8PM
Phone: +855 23 222 299
HP:pbc.com.kh

★IBC AEON(INTERNATIONAL BOOK CENTER )

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イオンの中にも本屋さんがあったので、のぞいてみました。

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ここも、英語の絵本や参考書多数。
日本語の本はやはりなし。

INTERNATIONAL BOOK CENTER  AEON MALL
Address:#132,Street Samdach Sothearos, Sangkat Tonle Bassac,Khan Chamkarmon,, Phnom Penh
Hours:  9AM–10PM
HP:ibc.com.kh

本屋さん巡りから見えてきたカンボジアの「読書」文化

結局日本語の本は見つかったものの、数冊のみ、選択の余地なし、という不本意な結果となりました。
残念!
しかし、今回カンボジアの本屋さんを数軒巡り、気づいた事が幾つかありました。

まず、カンボジアの公用語はカンボジア語(クメール語)なのに、本屋にある半分以上の本が英語の本であるということ。
そして、その数少ないカンボジア語の本のほとんどが、日本語や韓国語など外国語のテキストで、小説や各種専門書やビジネス書などは皆無だったこと。
かなり偏ったジャンル構成で、果たしてカンボジア人は何を読んでいるのかと疑問に感じるほど。
しかし、答えは単純明快。
何も読んでいない、もしくは読書という文化や習慣がない、と言ったほうが正しいかもしれません。

ポル・ポト政権時代の大量虐殺により、教師を含む知識人の多くが殺害されてしまい、学校教育が廃止され教育システムが消滅してしまった悲しい歴史のあるカンボジア。
近年でも成人識字率は78%、中学就学率35%、高校就学率20%という報告がされています。

そんな時代の影響により、視野を広げ知識を深める「読書」の文化が根付かなかったこの国では、良い教育を受け良い仕事に就くために、英語もしくは、その他の外国語を学ぶための参考書が一番の需要であり、視野を広げるための様々なジャンルの本や専門書などは見当たりませんでした。
需要が全くない訳ではないはずですが、コピーされた海賊版がすぐに出回るため、オリジナル版書籍の価値が低いという問題もあり、現状は難しいようです。

また、モバイルインターネットの普及により、今や必要な情報はFacebookで探すようになったカンボジア人たち。
しかし、真偽の分からない情報に振り回されることも多く、信頼できる情報を探せる手段が少ない、という課題もあります。

今後、日本の書籍を扱う本屋さんができるのを期待するとともに、近い将来、カンボジア人が大好きなコーヒーを片手に、読書を楽しむ日が来ることを期待したいものです。

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