記者:次のビジョンは何ですか?
1年以内にスタジオの規模を少なくとも3倍くらいにはしたいです。
我々のクリエイトに対する“イズム”が薄まってしまいますので、急に人を増やすと難しくなる業種です。
うまくタイミングを計りながら人材を育成しています。
最終的にはハリウッド映画業界に進出したく、まずは日本映画の制作に携わりながら研鑽を積ませたいと思っています。
また、ベトナムでは色んな企業のキャラクターとして「ドラえもん」が使われています。
改めてキャラクター造形のデザインやパターンが素晴らしいな、と気付かされました。
アジアではまだまだ酷いデザインやコピーを目にしますが、数十年後には東アジアの経済構図やバランスが変化し、またAIなどの発達により大きく生活が変わると思います。
「クールジャパン」という言葉は恥ずかしくて好きな言葉ではありませんが、この先人たちが残した日本式クリエイト(発想・工夫)の文化や歴史が、日本という国にとって重要なカギになるのではと思っています。
それらをスタッフやダナンの若者にしっかり伝えていきたいと考えています。
記者:ベトナム進出を検討されている方へのアドバイスはありますか?
私はハノイやホーチミンを詳しくは知りません。
また大きな企業の進出というのもプロセスが分かりませんが・・
個人的にダナンという街に限ると、圧倒的に進出に関する情報やサポートが不足しているように感じます。
Web上に載っている情報はあまり使えないかもしれません。
直接、この街に訪問されていろんな扉をノックしてみることをオススメします。
そちらの方が楽しいでしょうから。
とにかくダナンにいる日本人の起業家、駐在の方々は魅力的な人が多いですよ。
海外に進出されるのであれば”場所”と”人”が自分に合うことが重要だと思います。
記者:ありがとうございました。
はじめはコスト削減に繋がるとダナンでスタジオを始めた城さんですが、自ら研修を行ったベトナム人スタッフのスペックが高く、今では日本人以上の働きができるようになったことが嬉しい誤算だとか。
これからも素敵な作品を日本だけでなく、アジアや世界中に生み出していって欲しいですね!
■No.1 Graphics Inc.
10th floor, Vinh Trung Plaza, 255 – 257 Hung Vuong St, Hai Chau 1 Ward, Hai Chau ,Danang, Vietnam
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