飲食店やショップなどの店頭に貼ってある求人の張り紙は、日本でもよく見る光景だ。
ここマレーシアでも求人アプリ、Web求人サイトなどの利用が普及したとはいえ、新規店舗のオープニングスタッフ、既存店舗の求人に足をとめる姿を見かける。
2017年10月マレーシア政府統計局(DEPARTMENT OF STATISTICS)の発表によると、現在マレーシアの平均的な世帯月収(自営、投資などを除く給与のみによる月収)はRM4,362(約12万円)。
ただしこれは世帯あたり約2名の働き手がいるという前提である。
職業の種別なしの単純計算では標準的な月収はRM2,181(約60,379円)となる。
そこでクアラルンプール市内で見かけた飲食店における求人内容を調べてみた。
これらは主にショッピングモールなどで告知されていたものである。
♦チェーン系ドーナツショップの店頭スタッフ
1ヶ月の基本給RM1500(約41,384円)から。
その他に従業員積立基金(KWSP)。【既存店舗】
♦米系カフェチェーンにおけるバリスタの募集。
1ヶ月の基本給RM1300(約35,989円)からだが、残業代別、他に健康保険、トレーニング、食事支給など福利厚生面について詳細が記されている。
応募に際し必要な条件として基本英会話、教育修了資格試験合格(高校卒業資格)なども併せて記載されている。【新規店オープニングスタッフ】
♦世界20ヶ国以上で展開するチキン専店のチェーンにおけるフロアスタッフやキッチンスタッフなどの募集
キッチンスタッフは月給RM1500++(約41,526円)で++(各種手当がオンされる)。
また時給はRM6-10(約166-276円)。【新規店オープニングスタッフ】
♦世界的ファストフードチェーンにおけるカウンタースタッフ、バリスタ、デリバリー担当スタッフなどの募集
月給RM1400(約38758円)++(各種手当がオンされる)以上となっている。【既存店舗】
♦ローカル系タイ料理店の募集
アポなし(ウォークイン)でも面接可能。
ただし応募できるのはマレーシア人のみとされている。
ポークフリー(モスリムにとって豚肉はNG)の表記もされている。
基本給ではなく表示されている給与は支給総額の上限としてRM3000(約83,053円)、パートタイムの時給もRM10(約276円)となっている。
福利厚生についても詳細が明記されている。
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