筆者の記事では、シンガポールの日系スーパーについて、前々回は大手の伊勢丹と明治屋、前回は中堅どころのお店の話をしました。
今回は日系スーパーに関する記事の最終回で、特に魚を主力商品とする日系スーパーについてお伝えします。
日本が誇るもののひとつに豊かな食文化があり、特に魚を使った料理は種類が豊富です。
今や、寿司や刺身など日本の魚料理は世界的に普及し、特にシンガポールでは人気が高く、日系の魚屋系のスーパーも、2つのチェーンが存在します。
その内のひとつ、Fish Mart Sakuraya は、日本人に馴染みが深い種類を、日本人が調理しやすいような形状にした、魚がメインのお店です。
鮮魚に加え、冷凍の魚や加工品、調味料、スナック菓子なども置いており、魚料理のレストランも併設。
支店は3ヵ所で、日本人駐在家庭の多く住むクレメンティに特に大きな店舗を構える他、かつて日本人が多く住んでいたクイーンズタウン、日本人を含む外国人が多いマリンパレードにあります。
海外の日本人が住む大都市には、ずっと以前から、ローカルのスーパーでは需要が満たせない人たち向けに、魚屋系の食料品店があるところが多いです。
Fish Mart Sakuraya は、そんな昔ながらの日系企業駐在員家庭の御用達の店、というイメージが感じられます。もちろん昨今ではローカルの客も買い物に来ています。
※Fish Mart Sakuraya 支店情報はホームページにて。
Kuriya Japanese Marketは後発の鮮魚店系スーパーです。パックの刺身や寿司を中心に売っており、調味料等メーカーの製品の取り扱いはそれほど多くありません。
Kuriyaの客の入りを見ると、日本の寿司や刺身の人気ぶりが伺えます。
シンガポールでは、パックの寿司や刺身は、ローカルスーパーなど、購入先の選択肢は多いですが、わざわざ日本の店で質の良いものを求める層が少なくないようです。
※Kuriya Japanese Market支店情報はホームページの「Location」にて。
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