ひょっとしてお気付きだったかもしれませんが、なんと、ご紹介したすべてのカードが非接触で決済する機能を持っています。
非接触決済の便利さから、もっと幅広く利用できるのを目的としてなのか、MRTでは「SimplyGo」というシステムを導入しました。
MastercardやVISAなどの非接触決済に対応するクレジットカード(VISAは2019年後半に対応予定)の他、Apple Pay、Google Payなどの端末系決済で交通機関を利用できるようになりました。
人口の半分外国籍というシンガポールならではかもしれませんが、オリンピックを控える日本も大変学びのある取り組みですよね。
そんなわけで、実は電車移動の場合には「Apple Pay」「Google Pay」が使えますので、日本でご利用の方はそのまま乗車することができます。
日本でも急速に普及が進むQRコード決済ですが、シンガポールでも現在普及中というところ。
日本同様いろんなサービスがありますが、ここでは大きく2種類をご紹介。
シンガポールでは、政府主導で金融機関によるQR決済の導入を進めたため、各金融機関がサービスを提供しています。
前編でご紹介した「NETS」の「NETS QR]と、事実上の国営銀行と言えるDBS銀行の「DBS PayLah!」が有名です。
動作としてはカード利用と同様で、QR決済が完了すると銀行口座から引き落とされます(自動トップアップの設定をしていない場合は、お金が不足しないように口座からトップアップする必要があります)。
例えばDBS Paylah!は、個人間送金が可能、銀行口座へのお金の出し入れが自由に行えます。
以前に下記の記事内でご紹介した、個人間の送金をすることが多い場合には、使い勝手がいいサービスではないでしょうか。
ライドシェアサービスなど、さまざまなサービスを展開する「Grab」は、東南アジアでは「Uber」を買収し、ライドシェアサービス市場をほぼ独占している状態です。
そのGrabが提供しているモバイル決済サービスが「Grab Pay」です。
Grabが提供するさまざまなサービスで貯めたポイントなどを支払時に使うことができるので、とっても便利です。
飲食店でもちらほら見かけることがあり、ポイントバックなど、プロモーションを行っていることも。
Grabを使わずにはシンガポールでの生活は送れないので、使えるようにアクティブにしておいて、お得そうな時は使うというのが吉ではないでしょうか?
当たり前といえば当たり前ですが、基本的には現金払いももちろん可能です。
名所であるホーカーセンターでは基本的に現金払いですし、個人商店のようなところは「NETSはいいけど、クレジットはダメ」というところもあり、観光するには多少の現金が必要かと思います。
唯一、バスの乗車は現金で払おうとすると釣り銭が出ないので、EZ-linkが必須と言えます。。
ここら辺の割り切り方が「シンガポールらしさ!」と言えるかもしれませんね。
シンガポールでも、まだまだ過渡期といえる決済サービス。
カード決済に比べてQR決済は機材の導入コストがぐっと低い、というところが事業者側のメリット。
その分消費者にもキャッシュバックや割引など、メリットが生まれればWin-Winですよね。
まだまだ見逃せない決済手段の移り変わり。
ぜひぜひ楽しく見守って、便利にお得に使っていきましょう!
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